【猫の街】谷中散歩
「日本の国宝展」に行くつもりで出掛けたが生憎休館日だった。
”毎日が日曜日”の生活を送っていると、曜日の感覚が薄くなる、
情けない・・・それではと谷中散歩に切り替えた。
「谷根千(やねせん)」と呼ばれる都内でも人気の散歩スポットである。
「谷根千」とは、谷中、根津、千駄木の略称だ。
谷中は「寺町」と呼ばれるように、谷中墓地に隣接し寺院が集中
している。
多くの人が覗き歩く谷中銀座は決して大きな商店街ではないが、
昭和初期の匂いが残る懐かしい商店が建ち並ぶ、さすがに混雑
する通りに猫の姿は無かったが、「猫の街」を感じさせる雰囲気が
各商店にあった。
折角「日本国宝展」を見に行ったのに国立博物館は休館日だった。
上野公園の紅葉もまだ早かった。
上野公園内の「奏楽堂」は薄っすらとモミジ化粧をしていた。
70店舗ほどが並ぶ谷中銀座商店街、どの店にも看板の横には界隈の風景を
切り絵にして掲げてあった
寿司屋さんの店頭に飾られていた指人形、地元で工房を開く指人形作家の
微笑ましい作品だ。
何と微笑ましいシーンだろう、谷中の裏道にはこの様な作品を作る
作家さんや芸人が居る、これを見て歩くのも楽しみだ。
酒屋さんの店頭に懐かしいポスターがあったのでカメラに収めたが、
酒屋のご主人さんから商売の邪魔になる不心得なカメラマンが多くて
困るとたしなめられた。ごもっともだと思った、気を付けます。
路地裏に入ると地元の常連さんが集まるような小さな呑み屋さんがアチコチにあった。
懐かしい、味のある街並みを残しているのですね。
ジオラマも面白いですね。
東京は広い、さまざまな景色を見せてくれます。
22日は上野で「日本国宝展」見てから浅草の酉の市に行こうかと思っております。