何気なくテレビのチャンネルを回すと
懐かしい映画 坂東妻三郎 主演の
「無法松の一生」が放映されていた
敗戦の翌年(1946年)13歳の夏だったと思う
道北のS町の駅前小さな広場に大勢の人が詰めかけた
野外上映会
やっと潜り込んだが スクリーンの裏側から観る人も多かった
風で揺れ動き 何度もフイルムが切れる
それでも夢中で 涙を流しながら観た
その時の情景が心に残っている
その後 1958年に同じ監督(稲垣浩) 同じ脚本で
三船敏郎の 高峰秀子 主演でリメイクされた映画も観たが
当時のフイルムを復元デジタル化するには
大変な苦労 努力 国境を越えた協力もあったようだ
母親役の 園井恵子さんは 広島の原爆でお亡くなりになった
(1943年)昭和18年 戦争の最中に作られた映画で
検閲でカットされた場面も多かったようである
全編を再度観たいと思う
小倉ではなく 門司で乗った人力車