今日は、孫たちと秩父の方に出かけた。今もお嫁さんの実家には、東京方面の人間が帰るとちょっと色々心配ということで、夏休みに続いて、まだ里帰りできないみたいだし、連休の楽しみがあっても、ということで急遽計画した。
山旅では極力特急など使わないが、ワンちゃんの家に残してのお出かけなので、少しでも時間の節約になるように、また明日から学校ということも考えて、特急をネットで予約。あまり残席ないと出ていたが、申し込んだら席が取れた。乗車10分前までに乗車券を買えばよい。チケットフリーもあるけれど、チケットありの方を選んだ。
乗車券は、株主優待券をチケット屋さんでゲット。なんと今年は外出自粛で売れ行きが悪いのか、どの私鉄もばか安かった。
以前は西武電車が秩父鉄道に直接乗り入れていたのに、今は乗り入れは一部の電車だけで、池袋駅の人に聞いたら、西武秩父で、秩父鉄道のお花畑駅に乗り換えてくださいと言われてしまった。飯能か所沢からだったかな、横瀬から秩父鉄道に乗り入れる電車もあるらしいのだが、それと特急とは連動していないらしい。
特急電車、満員にはならないのではないかと思っていたが、さすがに連休最終日ということもあって、ほぼ満員だった。チケットなしに乗り込むと、特急代プラス車内発行手数料200円が加算されるとしきりに放送していた。
ラビューという黄色の電車なのだが、座席の枕部分が私には邪魔で、なんだか首が痛くなってしまった。リクライングにしたら、少しマシだったけれど。
飯能で向きが変わって、座席を反対向きにする人が多く、私たちも回転させたが一度座席を立たないとならないので、ちょっと面倒。
まもなく西武秩父についた。標識に従ってお花畑駅に移動。晴れているからいいようなものだが、雨だと移動の時間はちょっと大変ですね。途中新鮮野菜が安く売られていたが、重くなるのでやめたが、帰りにはきゅうりは売り切れていた。
朝の武甲山
お花畑駅は結構人でいっぱい。5分ほどで羽生行きの電車が来た。それほどの混みようではなくて、のんびり走る。6駅で長瀞についたが、30分近くはかかった。
ライン下りは駅の南側。踏切を渡ったすぐのところに受付があって、チケットを購入。後から分かったのだが、ロープウェイとセット券もあったらしい。ただ、ロープウェイは子供無料だったので、セットしない方がよかったかも。
お手洗いに寄ってから、土産物屋などの並ぶ路地を川の方に向かう。豚のみそ漬けの旗が多かったので、後で土産に買おうかと思っていたのだが、その後そのあたりを通らなかったので買えなかった。
石畳についたら、その辺を見る余裕もなく、すぐに船が出るというので乗り込んで救命胴衣を身に着けた。チャックを締める前に船は動き出した。
船頭さんが竿をうまくさばいて岩の間を通る。しばらくは瀞というだけあって、静かな川面。紅葉のシーズンはきれいだろうな。今はまだ緑が鮮やかな夏景色。ラフティングのゴムボートもたくさんあって楽しそう。
後ろに立っている見張り?の人がここでは歴史ある船下りが優先でゴムボートは待避しないとならないとか、ゴムボートは自分たちで漕がないとならないし、費用も掛かりますよと話してくれた。
その後、早瀬のところでは、後ろのビニールを上げて波しぶきを防ぐように言われ、ビニールシートを上げた。一回波しぶきが船の中まで飛んできたが、幸い誰も濡れることはなかった。
アッという間に昔渡し船を使っていた子供たちのために通学用の橋を造ったものだという橋の下を通って、まもなく船着き場について、3キロの船下りは終わってしまった。15分ほどの船旅だった。
舳先から砂地の浜に降りたが、足元が安定しないので緊張。赤ちゃん連れの観光客もいらして、大丈夫だったかしらね。
私たちは待機していたバスに乗り込み、駅に戻った。船は大型トレーラーで長瀞まで運ぶらしかった。途中観光ブドウ狩り園があって魅力的だったが、今日はそれほどの時間はない。
駅についてすぐにロープウェイ駅へのシャトルバスに乗り換えて、宝登山神社の横を通り、立派な構えの蕎麦屋さんを横目に、坂道をロープウェイ駅へ。
少し坂を上るとロープウェイ駅に。50人定員のところをコロナ感染防止のために半分に制限していたので、ピストンで動いていたが、15分くらい待っていたら、順番が来た。
山頂駅付近からの眺望
植栽のキキョウ
頂上は少し風が冷たく感じられて、気持ちよかった。時間の余裕がないので、宝登山の奥宮や蝋梅園の方にはいかなかった。少し坂を下りるとレストハウスがあって、展望よさそうで昼ご飯にしようかと誘ったが、蕎麦屋ラーメンカレーライスくらいで、孫は食べたいものがなかったみたいで、降りてから食べることにした。
少し急な坂を下ると、小動物公園にでた。こちらも子供は入場無料だった。
まずは水槽が並んでいて、少し鑑賞してから外にでて、餌の人参とかサツマイモを購入した。すぐのところにウサギとヤギとアルパカの囲いがあって、ニンジンを与えた。アルパカは食欲旺盛ですぐに食べてくれた。ヤギも近くにいたヤギは食欲旺盛ですぐに食らいつく。後方のヤギは近寄ってこなかった。
アルパカ
その後坂を下ってサル園の方に向かったが、その横の鹿園の方にでて、鹿用のペレット状の餌を購入して、鹿に与えた。こちらも食欲旺盛な鹿と、後ろの方で、なかなか近寄らない鹿がいた。孫はその鹿に餌をあげたくて、いろいろ工夫していた。やっと近寄ってくれて、少し上げることができたのでよかったです。
そしてやっとサル園にたどり着いた。赤ちゃんを抱えた母ざるも多くて、なかなか賑やかだった。サツマイモの切れ端を上から投げるが、さほどけんかも起きずに、近くのサルが拾って食べていた。
サル園の遊具のあたり
サル園あたりからの景色
もう少し餌をやりたいというので、再度餌を買おうとしたら、100円入れたのに餌が空っぽで出てこなかった。それでほどほどにして入口に戻った。話をしてお金を戻してもらって、今度はニンジンをもう一度購入。まあ入園料なくても餌代でちゃんと回収できますね。
最後にまたアルパカとかヤギとかウサギに餌やりをしてから、時間を見たら、結構電車の時間に余裕がないことがわかり、すぐにロープウェイ駅に戻った。降りてから長瀞駅の近くで食べることにした。坂を上るのが結構大変。
行きには気づかなかった路傍のナンテンハギ、そのほかヨメナ?や小さなピンクの花などが咲いていた。
2回目くらいに乗れて、のんびり歩くこともできずに、シャトルバスを待って、駅に直行。駅横の食堂で、そばとかうどんを食べた。みそジャガを一本頼んだが、揚げたジャガイモの天ぷらにみそだれをつけたものだったが、あまりみその風味はしなくてちょっとがっかり。そばはおなかが空いていたこともあって、おいしかった。店に出ていたイチローモルトウイスキー、グラス一杯2000円と出ていて、すごい値段と思ったが、土産物屋で出ていたのは一本3850円。興味はあったが、お土産に買うには少し高すぎますね。小さな瓶はないみたいだった。
時間ギリギリにホームに行って、無事電車に乗って、お花畑駅に。西部秩父に移動する途中で、長瀞の氷を使ったらしいかき氷があったので、孫は注文。私は頭が痛くなるので食べなかったが、あまりキンキンしないと言っていた。帰るころには少し黒い雲が出てきたので、早めの電車にしてよかったです。
西武秩父駅の土産物コーナーで、お土産やら、電車で食べるものなどを買い求め、もう止まっていた電車に乗り込んだ。私はウィスキーは無理なので、芋焼酎を買い求めた。豚肉のみそ漬けのことはすっかり忘れていたが、目に留まらなかったのも事実。長瀞の特産なのかしらね?
電車で、小さなおにぎり(卵入りのおにぎりだったが、それもおいしかった)を一つ食べたら、すっかり眠くなって、私はほとんど寝て帰ったが座席の枕のせいで首が痛くなってしまった。
途中雨でぬれているところもあったので、最寄り駅あたりの雨が気になったが、幸い降られずに済んだ。
両親が熟年になってから乗ったらしく楽しい思い出らしかったので、私も乗ってみたいと長年の夢の長瀞ライン下りを楽しめて、よい一日になりました。同行の家族に感謝です。