今日は、先週の日曜日の山予定が伸びて、今日になったので、出かけた。最初は雨の予報だったが、台風がそれて晴れになった。しかし、9月1日だが、実質的に夏休み最後の日曜日になっていることに気づかず、渋滞を甘く見ていた。
行先は、なるべく涼しそうで、しかも久しぶりの人が多かったので、楽なハイキングコースと言うことで、2000Mを越えている北八ケ岳の白駒池から高見石周遊コースを選んだ。
知り合いに借りた車のナビを入れたが、麦草峠の麦草ヒュッテのつもりで入れたところは、ずっと下の方の民家だった。そのあたりはそばの花が白く咲いていて田んぼの黄色の穂と相まって、なかなかの景色だった。少々バタバタしたが、何とか10時ごろには白駒池入口にたどり着くことができた。
下の方は晴れていたが、雲が出てきていた。有料駐車場に入れると日差しも出た。しかし気温は18度を指していて、涼しい。
白駒池には一時間弱程度、苔むした針葉樹林の中の道を進むと出られる。
こんもりしたセイタカスギゴケ
今日の池は、曇り空の下、少しくすんで見えた。白駒荘の前で身支度して、高見石に向けて進む。ボート乗り場があり、ボートが湖面に見えた。
こちらのコースは、石がごろごろしていて、結構ハード。時間的には40分程度だったのだが、思った以上に嶮しかった。湿度が高いため、空気はひんやりしているが、歩いていると汗びっしょり。道は大きめの石ころだらけの上にぬかるんでもいて、スパッツをつけていなかったのでズボンが汚れてしまった。
木道では、一回滑ってしまった。
今日はどこかの小学校の一団が登っていたらしく、上の方で下りてくる一団に出会ったが、このコースを子供連れで下りるのは大変だなと思った。親子の行事らしく、赤ちゃんを抱っこしたり背負っている人もいたので。無事帰れたかな?(彼らは逆コースをたどったらしい)
子供たちに聞いたら、高見石は大きくてすごかったと言っていた。
それで楽しみに最後の登り(やや緩くなった)をがんばったら、高見石小屋が見えた。私は広場のようになったところに進んだら、その岩が見えるという。後戻って、小屋の横の方を見たら、折り重なった岩の上に人がいた。
注意書きを見たら、岩の上では飲食ができないこと、荷物は置いていく方が良いと書かれていた。
小屋の前に荷物置き場が作られていたので、そこにザックを置いて、岩を登りだす。岩と岩の間の隙間を見ると怖いが、こういう岩場も何回か経験したので、なんとか登れた。てっぺんに近い岩の上からは、先ほど見た白駒池が丸く見え、その向こうの方に佐久のほうだろうか、平野が見え、また山々が見えた。風が強くて寒かったし、反対側は霧でまったく見えなかった。
それで早々に降りて、広場の端で昼食とした。
一瞬の青空
その後、案内図をみたら、高見石の裏側を回って戻る道が緩やかと書かれていたので、そちらのコースをたどる。
すぐに小屋の人が使うらしい小さなキャタピラーのようなものがあった。
最初方向が奥の方に向かっていたので心配で、反対側からいらっしゃった人にお聞きしたが、間もなく分岐があって、白駒池に出られる道が見つかった。
こちらは本当になだらかに下るのだが、登ってきた道よりもさらに水が多くて、木道になっている部分が多いのだが、かなり歩きにくかった。小屋の案内には、雨が降ったら川になると書かれていたが、まさにその通りだった。
カモシカの森 残念ながら姿は見えなかった。
木漏れ日が差して苔が金色に見える。
でも時間は1時間もかからずに最初に白駒池の方に向かうときに出ていた、高見石への分岐の所に出た。
時間も早いから、池を一周しようということになって、また白駒荘の方に戻った。その時間は、若者の一団がバーベキューを楽しんでいた。
青空を写した白駒池。
種になりかけたコバイケソウ キノコ
きのこ
その横を通り、先ほど高見石に向かった分岐を通り越し、苔むした岸辺の道を行くがほとんどは細い木道と木の階段で、神経を使った。
それで池の方はあまり見る余裕もなかった。大分進んだところにはもののけの森と書かれていた。
一か所、赤く松葉が積もったところがまるで花でも咲いたように、赤茶色にきれいだった。
しばらく行くと雨が降り出してきて、ちょうど東屋があったので、そこに行って雨具をつけたが上着だけにした。そこにいらっしゃった同年輩の女性たちは、ニュウの方から下りてきたらしい。ニュウは漢字で乳と書くらしかったが、どうしてそういう名前になったのだろう?
アキノキリンソウが咲き残っている。セントウソウ?を写していると、下の方で黒いものがスーッと動いた。このあたりリストとかオコジョがいるらしいが、オコジョかしら?それともネズミだったのか?下の方に黒く映っているのは動物だろうか?
雨は大したことにはならずに、反対側の青苔荘にでた。ここはキャンプ場になっているが、今日はテントの人は見られなかった。
池入口に向かうところの針葉樹の根は不思議と浮き上がって見える。
杉のような苔
花のような苔
それから駐車場に向かって行き、最初の白駒池への道に出たが、突然雨脚がひどくなる中、赤ちゃん連れの親子が傘を持っていなかったようなので、傘を貸そうとしたのだが、受け取らないので、傘をさしかけて歩いた。他の子供たちも帽子も傘もないようだった。そういえばザックの後ろにビニールの大きな袋が入っていたのだが、レインコート代わりになるのに、すぐには思い出さずに雨が軽くなったのでそのままにしたのだが、駐車場に着く直前に風も出てひどい雨になった。
まあ、子供たちはすぐのところに止めてあった車に飛び乗ったので、良かった。
駐車場の土産物屋には、ビニールのレインコートが売られていたが、やっぱり雨が多いからだろう。昔観光に来たときもどしゃ降りに遭って、その時は傘もレインコートも持たずにずぶぬれになったことを思い出した。小さい傘くらい持っていたかもしれないが役に立たなかった。
ともあれ、雷の音も聞こえて、どしゃ降りの中、私は行きがけに出口にあった焼きトウモロコシの店により、トウモロコシと桃もおまけしてくれるというので、少しだけ買って駐車場に戻った。
トウモロコシは美味しかった。家に帰って食べた桃も小ぶりだがおいしかった。そんな雨の中でもトウモロコシを追加して焼いていたので、びっくり。でももしかしたら4時ごろ戻るからその時に買いますね、と言った私たちの分を焼いていたのかも?黙っていて悪かったかしら?
やっと小ぶりになって車に乗り、蓼科温泉の共同浴場が安いと書かれていたので、そちらに向かった。
途中の麦草ヒュッテの建物
なかなかその場所が分からず難儀。土産物屋で聞いたら、東洋〇〇の開発業者の裏だという。やっと分かって入ろうとしたが、シャンプーはなく買い求めないとならないし、休憩所もないということで、他の所を探した。
雨は殆ど止んでいて、やや下の方の日帰り利用できる露天風呂と言う案内が出ていた小斉の湯だったかに立ち寄った。駐車場の下に噴水があったが、何の用途なのかは聞かなかった。温泉ではなく飲める水だと聞いたが。
こちら安くて露天風呂と内湯があるらしいが遠いので、最初から露天風呂に入った。
長い廊下。女性用は最上階。そうそう、後から調べたらこの廊下からカモシカが見えたことがあるそうだ。
残念ながら、露天風呂には、シャワーがなかった。内湯にはあるそうだったが。ともあれ、体を休めているとまたどしゃ降りになったが、雷はならなかったので助かった。屋根があるので雨は気にならないが、露天風呂の洗い場は寒いくらいだった。
誰もいない浴槽。半分は熱くて水を足さないと入れなかった。(私たちはうめるのが面倒でそちらには入らなかった)。どしゃ降りで展望には気づかなかった。
ほとんど貸切状態でゆっくりできたが、館内持ち込みの飲食禁止と書かれていたので、購入した飲み物を飲んでから、雨も止んだようなので、出発。
雨上がりのコスモスがきれい。
諏訪インターから中央高速に入ったのだが、大月から先で渋滞に見舞われた。団子坂で休憩。やっとのことで帰宅できた。
私は寝てしまって、運転の方には申し訳ないことでした。皆さまお疲れ様でした。ありがとうございます。