新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

蓼科山と車山2017.9.16-17(写真付き)

2017-09-17 | ハイキング・登山

昨日、台風の動きが遅くて、何とかなるかなということで、蓼科山登山と車山ハイキングを決行した。朝から雨だったらどうしようかと思ったが、雲に覆われているが、雨は大丈夫だった。

新宿7時発のスーパーあずさ1号で、出発。連休で予約が遅くなったので、自由席。30分前に並んだが、悪天候でぎりぎりでも座れたみたい。あずさは席を回転させたら、座席の間隔が狭くなり、向かい合わせはやめておいた。

おしゃべりしていたら、あっという間に茅野に着いた。9:08

予約していたレンタカー屋さんを探して、レンタカーの手続きをして、9:20ごろ、いざ出発!運転はパートナーがしてくださった。

道々いやにお巡りさんが道路に立っている。無線で連絡を取っている模様。皇族の方でも通られるのかな?

白樺湖の方に曲がると、まったくお巡りさんは見当たらなくなった。白樺湖のあたりは黄金アカシアの金色が見ごろ。ちょうど道々見られた黄金色の稲穂の色と同じような色彩だ。

ナビに従って、蓼科牧場に出た。さて7合目登山口は何処かな、と思ったら、7合目登山口、大河原峠方面の標識が見つかってそのままくねくね道を進む。この道は佐久につながる夢の平林道だ。

御泉水自然園の入り口の少し先に駐車場があって、結構車でいっぱい。その先に行ったがそちらも満杯で、仕方なく路肩に停めた。10:00ごろだったかしら?車に慣れていないので、鍵の閉め方にしばらく戸惑ったみたい。やっと、少し離れてピット押すと鍵が閉まることが分った。

東屋とトイレがあり、その左手の方に登山ポストと鳥居があった。登山カードに記入して投函して出発。そういえば準備運動を忘れてしまいました。10:25ごろ

鳥居をくぐって登山道に入る。最初の内は樹林帯の緩やかな階段状の道。

そのうち石がゴロゴロして歩きにくい道に変わり、少し行くと結構大きなケルンがあった。

帰りに写したケルンと切り株

そこが馬返しだったのかな?標識は見つからなかったけれど。それから針葉樹の登山道はだんだん急になる。天狗の露地という展望の開けたところがあるみたいだったが見つからない。寒くなるかもしれないという予報だったので、下にタイツを履いてきたので暑い。

だんだん高度を上げるうちに石ころや岩が多くなり、そのうちに倒木が混じった露岩帯が続く。道を間違えないようにという標識が出てきて、しばらく登ったら山小屋に出た。

道を間違えないようにという標識

そこをしばらく登ると小屋の屋根が見えて、蓼科ヒュッテの真ん前に着いた。横手には将軍平の標識は大河原峠と天祥寺原への分岐となっていた。あれっ?天狗の露地はどこだったのかしら。霧で景色は見えないのでそれがどこになるのか分からなかったのだ。

将軍平の広場

登った正面には蓼科山荘があって、後続の仲間を待ちながら休憩。標準は1時間20分とあったが、2時間かかってしまった。蓼科牧場のアイスクリーム400円というのが出ていたので、二人で分け合う。なかなか仲間が見えないので、出発。雨が降り出したので、上着だけ雨具をつける。しばらくさらにゴロゴロした岩の道を進むがそれは序の口だった。

途中友人に電話をかけてみたがつながらずにいたが、突然電話が鳴った。今将軍平についたとのこと。私たちは前方を見て唖然とした。大きな岩が連なる急斜面が見えたのだ。それで仲間には、これからすごくなるから、良く休憩してと話す。

写真では高度が出ないけれど、岩の壁って印象だった。

こんなところで地震が起きて、崩れたらひとたまりもないわね、と話しながら、その岩の連なりをよじ登る。少し小雨でぬれ始めていたが、まだ大丈夫だった。段差の少ないところを選びながら、よじ登って行った。ストックは畳んでしまった。途中軽い鎖場があったが、使わないでも登れそうだが、雨なので念のため掴んだけれど。

上から降りていらした方が、今日は天気が悪くて登山者が少ないから良いが、晴れたら渋滞して大変なのだとのこと。悪天候予報も、私たちにとってはラッキーだった見たい。

通常は30分かかると書かれていたが、1時間近くかかったみたい。運転してくださるパートナーが怪我でもしたら大変だから、お互い慎重に登った。最後の方は少し緩くなってきて、登った先に蓼科山頂ヒュッテがあった。13:30近くになっていたかな?お腹ペコペコ。

私は山頂はさらに30分かかると思い込んでいて、小雨も本降りになってきたので、大きな山頂の看板の所で写真を撮って、ここで山頂ということにして食事をしようと話す。間もなく仲間の二人もたどり着いて、小屋の前のテーブルで霧雨の中バーナーを利用して食事をしている若者のグループがあったが、私たちは小屋の中の席を一人300円というので中に入れて頂いた。

かわいいテーブルクロスが置かれたテーブルに座って、持ち寄りのお昼を頂いた。仲間の一人はラーメンを注文。醤油ラーメンがおいしそうだったが、私たちは食料が多いので、席料だけ払った。

このヒュッテ、ピアノが置かれていて、以前はあるピアニストの演奏会も開いたりしたそうだが、その演奏家が高齢になっていらして、今は演奏会をしていないのだとか。

友人はサンマ祭りをやっているかどうか気にしていらしたが、あいにくサンマが不漁で実施していないらしい。雨だけの理由ではなかったみたい。登山者も少ないしね。

外に出ると、少し雲が切れて、美ヶ原の方だろうか山並みが雲の上に見えてきた。

食べ終わって、宿の人に、山頂に行ったかと聞かれて、行っていないけれど、30分くらいかかりますよねと聞いたら、3分だと言われて、びっくり。あの赤いポールの所だと教えていただいた。

ほとんど平らに近いが、大きな岩の連なりの山頂。荷物を置かせていただいて、何も持たずに山頂を目指すが、歩きにくいので、3分というわけには行かなかったが、まあ10分はかからなかった。

なんということか?雲が切れてきて、八ヶ岳の山並みがクッキリと見えてきたのだった。

360度霧の中を覚悟していたので、感動してしまった。

美ヶ原方面かしら?

だだっ広い岩だらけの山頂にはケルンが作られていた。道案内になりますね。

それで八ヶ岳を背景にして写真を撮ったり、少し先の岩の連なりの中に小さな神社の祠の写真と撮ったりしてからまた歩きにくい岩の連なりを辿って小屋に戻った。

神社の祠までも行くことはちょっと時間的に無理そう。たいした距離ではないのだが、歩きにくいことこの上ないのだ。

途中で岩の隙間に携帯でも落としたらまず取り出せそうにないから、しっかり持たないとね。

小屋に戻って荷物を引き取り、元来た道を戻る。あの岩の道を降りるのは怖いねと、言っていたが、小屋の人にここの岩はそれほど濡れても滑らない、と聞いて少し安心。

よほど怖いかなと思ったけれど、それほどではなく、慎重に足を運んで行った。しかし、ガイド本に書かれている20分では将軍平にたどり着かず、30分以上かかったかな?

小屋の近くのキノコ

シラタマノキの花

蓼科山荘では、少しゆっくり休んだ。まだアイスクリームを食べていなかった仲間はアイスを食べ、パートナーはコーヒー、私は遅れてコケモモ茶を頼んだ。コーヒーもそこで淹れていた。コケモモ茶はジュースのようなものかと思ったが、コケモモジャムと紅茶を合わせるもので、ガラスの茶器に入れた紅茶が出たが、皆より遅れて注文したので、時間がかかり、半分しかのめなかった。コケモモジャムを加えて飲んだが、ジャムとしても味見したコケモモは美味しかった。今日は全員宿泊キャンセルになったとか。山小屋経営も大変ですね。

30分ほど休憩して、3時半出発。小屋の人には1時間くらいで着くと言われたが、足の速さが違いますね。私たちはうんざりする歩きにくい道を下りて、2時間くらいかかってしまった。

登りの時に、友人は間違えて天狗の露地に入り込んだらしいが私たちはその標識に気づかずに直進していた。帰りはしっかり標識を見ることができた。この先10分ほど行くと展望が開けるらしかったが、今日は展望は見込めないので寄らなかった。日没も迫っているし。後で調べたら、ガイドブックの地図では横に少し入ったところのようには記載されていなかったのだ。

途中から頭痛が始まった。最後の方は少しまた小雨が降り出した。樹林帯なので、それほど濡れなかったけれど。

車に乗り込み、濃霧の中、女神湖を目指す。勤務先の区の施設が在勤者とその同行者が利用できることを知って、申し込んだのだった。山小屋の半額近いの値段で格安だ。

女神湖を半周した奥にその施設があったが濃霧だったので、湖の様子はよく分からなかった。

大きな看板があって、進むと目的の建物があった。

残念ながら温泉ではないけれど、貸し切り状態のお風呂に入ってから、食事を頂く。ものすごく豪勢というわけには行かないけれど、中高年にはちょうど良い食事の量だった。ちょっと疲れ気味の私は全部は食べられなかったけれど。デザートもついていた。

仲間はビールと焼酎を頼んで、酒盛りに入った。お酒は筋肉痛を和らげるのかもしれない。私も少しだけお相伴して、疲れもあって、結構酔ってしまった。

まあ、明日はお天気どうなるか分からないしね。

最初は朝食を食べずに、早朝に出発しようかとも思ったが、朝から雨ではちょっとね。一応朝食ははキープしていただいた。

夜はテレビを見てくつろぎ、休んだのだが、空調の送風音がうるさいし暑いし、枕が合わず、私はあまり眠れないまま、朝が来てしまった。

17日 5時半ごろは濃霧でほとんど見えないので、これはハイキングは無理かなと思い、もう一度寝た。やっと7時半ごろまでぐっすり眠れると思ったが、 7時に仲間の方からの電話で起こされた。食事を食べてから出かけることを確認して、うつらうつら。8時の食事に間に合うように7時半に起きだして、ほぼ山の準備をしてから食堂へ。

この施設、緩いスロープで各階を移動するようになっていて、エレベーターがあるのかどうか確かめなかったが、ジグザグに長いスロープを歩くので、結構運動させられる。

睡眠不足で頭も痛くて(今回に限って頭痛薬を忘れてしまった)、食べても大丈夫かなと思ったが、程よい量の朝食を時間をかけて、よく噛んで頂いたら大丈夫だった。フリードリンク100円を追加して頂き、牛乳やコーヒー、ジュース類をいろいろ頂いた。パンも美味しいというので最後にデザートとしてジャムをつけていただいたが、軽くトーストしたので美味しかった。

施設の窓からの黄葉

9時半ごろ準備を整えて、車で出発。まだ霧がかかっているが、女神湖の東岸を進んで、女神湖のあたりの様子が見えた。観光客の姿も少し見られた。かすかに葉が色づきだしているが、紅葉のシーズンはきれいだろう。

白樺湖のあたりは黄金アカシアがきれい。

ナビには車山高原を目的地にした。車山肩に大きめの駐車場があるのでそこを目指すが、ナビにはその名前は登録されていなかったので。車山高原のあたりは、霧が晴れて高原の中にいろいろな花が見られた。あいにく車山肩のバス停のところでは小雨が降り出して、私たちは上下レインウェアを着込んだ。防寒にもなるのでね。

しかし、登山道らしい広い石ころの道を歩き出して、いろいろな高山植物を見ながら進むうちに間もなく雨は止んた。

ヤマラッキョウ すぐ先にもっとたくさん咲いていたのだが。。。

枯れかけのミネウスユキソウ

ヤマハハコ

ハクサンフウロかアサマフウロ

ウメバチソウ

霧はかかっていて、展望は期待できないが。宿の人からやガイドブックでは急坂があると効いていたのだが、なだらかな散歩道といった登山道が続き、これといった急坂がないので、道が間違っているかと心配になった。この辺り全然標識がないのだ。反対側からいらした方にお聞きしたら、間もなく頂上で急坂も階段もないとのこと。その方たちは階段を上ってきたとおっしゃっていたので、反対側が階段になっているらしい。

頂上にたどり着いたら、霧がすごくて気象レーダードームさえ見えない。ボーッと建物が見えただけ。

山頂の標識も一瞬はっきり見えて写真を撮ったりしたが、ブログ用に撮ろうとしたらもう霧でぼやけてしまった。

間もなく神社の鳥居の所から小さな祠にお参り。無事を願った。4本の御柱に囲まれた神社が珍しかった。

4本の御柱が珍しい。

晴れていれば、鳥居を通して八ヶ岳や富士山などが見通せる展望の良いところだそうだ。一瞬かすかに白樺湖方面の霧が晴れたが、八ヶ岳方面までは見えなかった。

ともあれ、最初の目的の2つの100名山の制覇を達成できた。同じ道を戻るのもつまらないのでその階段を下りて車山湿原を通って車山肩の駐車場に戻ることにした。最初は八島湿原の端まで行こうと計画していたが、この霧では展望もなくつまらないので小回りにした。レンタカーの返却を延長したら、時間的には問題はないのだけれど。

歩きにくい整備された階段状の道を降り、やっと普通の砂利道に出た。そのあたりも草花が多くススキも多いが雨に濡れて開いていない。

ふと見るとトンボソウに似た薄緑色の花が。キソチドリと言われたが、高さが違う。40センチから60センチくらいのものもあって、ところどころに群落があった。霧ヶ峰の情報を調べたら、ハナイカリというらしい。トンボの尾のような部分が短いし、葉が上の方にもあった。

ワレモコウ

ヨツバヒヨドリの枯れた花がたくさん見られた。

湿地帯の中の木道を歩く。両側のレンゲツツジの葉がかすかに色づいていて、初夏なら花で真っ赤に染まりそう。木道は続いてはいなくて細い石ころの道と水たまりで歩くのが難しい。簡易地図では夫婦岩というのが目立って書かれていたが、それらしい石が二つ並んだところもあったが、標識は見つからず、歩きにくい道を進むと車山乗越の標識がやっと見えた。途中、なだらかな歩道でお会いした若者2人組が私たちとは逆に一周していらっしゃったみたいだった。

ふと霧が晴れて、右手になだらかな丸いお皿を伏せたような蝶々深山が見えてきて、あれっこの道で良かったのかしらと不安になった。簡易図では蝶々深山はもっと先にあるはずだったからだ。

歩きにくい遊歩道

仲間の方の地図アプリで調べたらこの道で正解とのこと。私も山と高原地図を引っ張り出したら、車山肩への道からも蝶々深山が真横に見えても正解だということが分ったのでホッとした。道はやや上り坂となり、しばらく進むと小ぶりの小屋が見えてきた。どこの小屋かしら?

近づいて確かめたら、そこがコロボックルヒュッテだった。

 

その横南側?にバイオと入れた設置されていて、さらにその右手には朝見たチャップリンというお茶屋さんがあって、牛乳とかソフトクリームの看板があった。

無事に車の所に戻れましたが、どういうわけかそのあたりだけまた雨が降り出していた。パートナーはそのお茶屋さんで山バッジを購入していらしたが、私は入店もしなかった。

さあ、帰りましょうということで車に乗り込み、ナビに茅野駅と入れたら、レンタカー屋さんが自動的に目的地になってしまった。友人は温泉に寄りたいみたいだったが、私たちは、温泉よりもレンタカーを時間の範囲で返そうということにした。パートナーは家が遠いので、早く帰りたかったようだ。

黄金アカシアのきれいな白樺湖あたりを過ぎて、国道を進みナビに従って行ったら、最初に聞いたガソリンスタンドは通り過ぎてしまったので、慌てて後戻って、近くのガソリンスタンドに寄った。

満タンにしていただいたが料金は600円。全然ガソリンが減っていないように計器が見えていたのだが、本当にハイブリッド車なので、ガソリンは少なくて済んだわけ。まあ、走行時間にしたら3時間も走っていないのだから当たり前かな?皆から預かったガソリン代が大幅に余ったので、お蕎麦屋さんによって食べようということになった。

指示に従って踏切を渡って駅前に出ようとしたが、一本間違って、細い道を通りやっと駅前に出て、レンタカー屋さんの所に行きついた。

レンタカー屋さんにお聞きしたらすぐ近くの店が結構おいしいという話だったのでそこに寄って皆暖かいおそばのセットを注文。私は軽めの月見そばにしておいた。客が次々入るだけあって、なかなか美味しかった。友人は遅い時間に確保した座席指定を変更しに駅に走ってくださり、2時20分ごろの電車に変えてくださった。ありがとうございました。

お蕎麦屋さんの前に置かれた縄

茅野駅のホームに置かれた黒曜石 昔は砕いて保温かと難燃材として使われたとか。

無事に列車にも乗れて、帰れました。今日だったら快晴に恵まれたので、日程を一日ずらしたのは不正解という結果になったが、台風の通過を心配しながらの一日になったかもしれないので、まあよかったことにしよう。晴れて大量の洗濯物もよく乾くし、ゆっくり休めますものね。

蓼科山、ガイドブックには初級と書かれているし、往復4時間半程度ということで軽く見ていたのだが、頂上直下の岩場の壁はなかなか大変だった。私は気づかなかったが、下の方で、仙ノ倉山でお会いした方にばったり出会って、その方もその岩場が大変だったとおっしゃっていたが、まさにその通りだった。初心者には恐怖だろう。子供連れの方もいらしたけれどね。

昔、私は避けてしまったが、小学校の林間学校で、皆は蓼科山に登ったのだが、どのコースから登ったのかな?どこから登っても、ああいう岩場は山頂直下にはあると思われるので、皆はどうしたのかしら?と不思議な気がした。子供だから楽々登れたのかもしれない。天気は良かったと思うし。

ガイドブックによると、女神茶屋の方の7合目登山口からの方がはるかに大変らしい。そちらは中級になるようだった。大河原峠とかは蓼科ヒュッテからは同じだからあの岩の道を辿らないとなりませんね。

ともあれ、それほどの筋肉痛はないので、やっぱり初級ということになるのかもしれません。運転してくださったパートナー、あずさの回数券の切符を用意してくださり、携帯の充電器を貸してくださった友人、地図アプリで位置を確認してくださった方皆様に感謝いたします。

私もその地図アプリをダウンロードしておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする