浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

~浜松市の各地区で毎日5時台から始められる子供カラテ道場
★積志★西部★白脇★高台★冨塚地区 道場日記~

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6月10日浜松白脇教室

2010年06月11日 | 教室の出来事





性格というのは組手にもよくでます。

組手中キレやすい子は、保護者の方に聴いてみると、私生活の中でもソレに近いことがよくあるそうです。

組手中、興奮しすぎたりで精神コントロールが上手く出来なければ、息が上がりやすくなったり、技が雑になったり、もしくは相手に憎しみの感情を抱いたりで良いことはありません。

人生においても様々な個性と共生する中で、感情のコントロールが出来なければ、余計なトラブルを多く招く結果に繋がることでしょう。


武道の稽古や空間は、ある意味、人生の縮図にもなっていて、例えば組手において距離感を間違い、不用意に相手に近付けば相手の打撃をもらいやすくもなるわけで、それは人生においての人間関係としても同じこと。

相手に近付けば良い部分も見えますが、逆に悪い部分も見えるわけで、それ程の信頼関係もないのにフレンドリーにしたいという自らの欲だけで行動すれば、それが不信感に繋がったり、争いごとを招くキッカケになることは意外と少なくありません。


『武道を生活にも活かして行く』


だからこその教育として考えても、子供達は未来に向けた修行をしているのだとも言えます。

痛みや恐怖と向かい合い、人生において必ず直面する『闘い』というものを受け入れ、それでも相手がいて自分も生かされて(活かされて)いるという現実を知る。

世の中には善も悪もあり、自身の中にもソレがあること。

大切なのは、ただ理想だけを追うのではなく、それらを『理解』した上での行動なのでしょう。

いつか子供達が社会に出た時に、理不尽に相手を傷つけようとする人にも出逢うかも知れない。

でもそんな時にも、人間、誰しもある成長の段階というものを理解し、大きなチカラ‥人間力…総合力を持って、最終的には相手を良い方向に導いてあげて欲しいと願います。

もちろん楽なことではありませんが、自身を守り、相手をも活かす『武道修行』


子供達の未来のために…