『先生、えらいコトになってますョ‥』
『えっ?』
大会の途中、保護者の方との会話。
『準決勝に六人も残ってます♪』
私の予想としては、良ければ決勝に三人は残ると思ってはいましたが、自分のチカラをシッカリと出せればの話。準決勝に六人、決勝に四人は上出来だったと思います。
結局、五年生の部・準決勝では、同門対決などもあったわけですが、子供達の予想以上の活躍に、喜びが溢れましたね。
そして準決勝や決勝に進出している子のほとんどが、私の教室に週二回以上通っていて、しかも高台強化練習の参加者だったのも嬉しかった。
強化練習では一回の稽古に二時間、技術講習や反復、ガチ・スパーリングなど、それこそ泣きながらの稽古が一年間、続いてきましたから。
私は係員などをヤっていて、じつは一部の試合しか観ることが出来なかったのですが、保護者の皆様に御話を聴くと、『先生の言うとおり‥練習どおり試合してました‥』とのこと。
もちろん一、二回戦敗退の子達もいるのですが、どれも僅差の試合ばかり。その試合内容から想像出来る意識の高さが、勝敗以上に嬉しかった部分でもありました。
今回は印象的なポイントも多くあるので、またブログで一人ひとりのドラマなども書いて行ければと思ってます。
去年は白脇教室・ダイスケの準優勝一人。今年は準優勝が四人(タイシン、Hダイスケ、マサナオ、シュンヤ)、特別賞が一人(リョウガ)と、その結果からも、全体的な子供達の成長がうかがえると思います。
一年前の合同強化練習では豊橋勢に圧倒され、みんな『涙』を流していた状態。そして、そこから豊橋を目標に頑張ってきた一年でもありました。
入賞者やベスト4に残った数からしても、全体的なレベルの向上は見られ、『豊橋に追いつけ!』‥その目標は、ある程度、達成出来たのではないでしょうか?
過去、豊橋で指導をしてきた私。それは私自身、過去の自分との闘いでもありました‥。
これからの浜松。意識の高い、この茶帯を巻いた子供達が、下帯の子供達を、きっと更なる『高み』に導いて行くのでしょう。
今回、参加した生徒達全員に成長が感じられたワケですが、自分自身の成長がドコから来ているのか?そしてドコへ繋いで行かなければならないのか?
今一度、考えてみると良いでしょう。
しかし『みんな本当に良く頑張った!』
勝ち負けだけで無く、こんなにも真剣に、ひとつのことに取り組めたコト。その事実が尊いワケで、そこで養われた精神が、これから大人になり行く子供達、そして日本の未来をも支えるものに成り行くのだと思います。
こんなにも頑張った‥。こんなにも頑張れた‥。
そこから来る自信は‥そのチカラは‥明日ある子供達の大きな財産となることでしょう。
さぁ、次なる『闘い』へ向けて歩きだそう。
そう、闘いの果てにある、『和』の精神‥『和』の世界を求めて… (^-^)
【教室長の一言】
★『涙している生徒達、保護者の皆様もいて、感動的な大会となりました。今回のこの結果は、保護者の皆様、各教室の指導員、子供達、そして稽古仲間など‥すべての繋がりからくる、チ―ムワ―クとしての結果だと思います。皆様、本当にありがとうございました』m(_ _)m