たとえば武道啓明賞を受賞した子がいるとして、その後は、どうなのか?
この高台教室第二部・強化練習会にも参加しているシュンヤやリョウガ達。
入会したてで、ひとりポツンとしている子に気付くと、ずっとソバに寄り添って、声をかけているリョウガ。
以前にも書きましたが、遠足終了後のバスの中、私が何も言わなくても、自主的にゴミ掃除をしていたシュンヤ。
家庭での教育が8割だとは思いますが、長年、稽古を続けることでも養われたであろうチカラ‥人間力。そう、これもまた空手道。
今日は稽古前、あるキッカケがあり、ナオトを呼んで話をしたわけですが、彼もこの一年半の努力の中、技術的にも素晴らしい成長を私達に見せてくれたわけです。
『そんな素晴らしい能力を、技術だけでなく、稽古への取り組み方という部分でも生かして欲しい‥』
そんな私の話を、ナオトは正座をして、真剣に聞いてくれました。
そして今日、全体の子供達にも話したことでもありますが、生活においても、また空手の稽古においても、一つのことを良くするためには、どうしたらイイかを考えて欲しいということ。
言われたことを行うだけではなく、そこからの広がりを考え、行動できたほうが、空手道においても、生活においても、良い結果をもたらして行くはずですから。
シュンヤやリョウガ、ナオトだけではなく、その他の子供達も含め、高台第二部には、啓明賞を受賞した子が多くいます。
受けてきた恩恵に対し、少しでも返して行こうと、無意識のうちに行動する、啓明賞を受賞した子供達。
『返し』という部分では、まだスタ―トしたばかりかも知れませんが、最近、そんな彼らの『始まりの姿』を、よく目にすることができますね。
浜松に来て約2年半、素晴らしい子供達に出逢えたように思います。
そして、まだまだ眠っているだろうと思われる、ひとり一人の素晴らしい才能を、どのように引き出し、伸して行けるのか?
そこには指導者としての責任と、また使命感すら感じるのです。 m(_ _)m
【今日の一枚】
★写真は‥ユウジ。
【教室長の一言】
☆『賞を受賞するということには、称えられると同時に責任も生まれるわけです。昇級、昇段も、そう。だから、賞を受賞したことに満足するだけではなく、その賞が更に輝けるものになるような、そんな行動を心がけましょう!』 (^-^)