ついに‥浜松西部道場から少年黒帯が誕生しました。
その子の名はトウイ。斗威と書いて、トウイと読みます。
今回は全日本大会の次に大きな大会である東海地区大会を、この西部道場や高台強化稽古などを通して一緒に稽古をしてきた、ケンシンと共に優勝。
二人で5年生の重量級と軽量級を制覇し、ケンシンは初段、トウイは初段補ということで、お互いに昇段し、良いカタチをむかえることが出来ました。
思えば、穏やかで優しい性格のトウイには、心に火をつけるためにも、言葉ひとつ、なかなか厳しい指導をしてきたように思います。
体格的にも恵まれていましたから、恵まれているぶんだけ、他の子以上に頑張るのが自然との、私の考え方もありました。
だから、笑顔の日も落ち込む日も、その時の感情的なものは、通常で考えるよりは大きくなったのかも知れません。
よくついてきたと思いますし、穏やかな顔をしていますが、根性がありますね。
ご両親の見守りかたも絶妙で、私とトウイの取り組みを信じることを含め、素晴らしい距離感で接してくれたわけで、とても成長しやすい環境を作ってくれたように思います。
白脇道場のタイシンに続きトウイもまた、出稽古無しでもココに辿り着けるという一つの証明にもなりましたし、器用貧乏にならず、段階的にではありますが、一つのスタイルを追求できた、そんな結果でもありました。
もっと言えば、特別な運動能力があったわけではないという部分や、週2回という稽古量は、様々な理由で、浜松地区の多くの子が出稽古が出来ない‥または稽古量の不安がある‥という部分からみたとしても、それは希望となるのかも知れませんね。
とくに西部道場に関しては、風が吹くという表現もあり、良い流れにのることで、また後輩達も大きな成長をして行くのでしょう。
もうすでに、トウイもケンシンも遠くを見ています。
二段を目指し、そして、あらゆるルールでも闘えるようにと。
それでも一つの区切りとして、声を大にして言いたいと思います‥
『トウイ、本当におめでとう!!』 (^-^)