2年前くらいから、シェフにいろいろなとこでの講師の依頼をいただいてます。
中村学園大学ではフードコーディネート課の学生さんに向けての「美味しさの探求」というテーマでの講義だったり、
中村調理師製菓専門学校では、料理講習の授業だったり、
シェフの性格からして、本当だったら、大勢の人前で話をするなんて、と断りそうなものの
去年くらいから、いろいろなことに「受けて立つ!!」といった感じです。
日々のランチやディナーも、もちろん大切で、絶対に手を抜いたりはしませんが、
先ほども言ったように、ここ2年くらいから、シェフも私も「それだけでは、ダメだよね」と
よく話し合うようになりました。
多くの将来の子供たちのために「何かしなくては」という使命?みたいなものにかられています。
Kazuに限ったことではなく、どこの飲食店も、特にフランス料理店はスタッフがいなくて、
どの店舗も求人をかけているような状況・・・。
フランス料理、専門店に「あこがれ」をもつ若者が少なくなってきているようです。
お客様自体も、若い年代のお客様が極端に少なく、
この先、レストラン業界はどうなっていくんだろう、と不安に感じます。
私たちが、10代、20代の頃に見ていた「料理の鉄人」。
坂井ムッシュはじめ、たくさんの料理人の方々が必死に料理を作る姿は、あこがれの的でした。
気合と気迫と、緊張感あふれる調理場で、かなりのスピードで調理される姿。
衝撃的で、「きっと厳しい世界だろうけど、自分も足を踏み入れたい、自分も料理ができるようになりたい!
かっこいいシェフになりたい!」
と夢見てました。
でも、最近の調理師学校生に「憧れの料理人は?」と聞くと、なかなか答えられない子が多い。。。
なんだか、なぜか責任を感じてしまいます。
私や主人がその憧れの対象になるとは、これっぽっちも思っていませんが、
でも、子供たちに「美味しい」って大切なことだということを伝えていきたい、と考えるようになりました。
現代ではレトルトの離乳食や、既製品のもの、冷凍食品などが優れていて、
それに慣れすぎている子供たちが多いようです。
なので、子供たちに「味覚」を教えようというボランティアに、
10月17日月曜日 飯塚の小学校へ行ってきます!
「味覚の一週間」
文化遺産でもある食文化を子供たちに伝えるため、26年前にフランスで始まった味覚教育です。
毎年10月の第3週にフランス全土で実施されています。
期間中は、五感を使って、味わうことの大切さや楽しさを体験できる様々なイベントが開催されます。
2011年に、日本でも同じ目的をもって、「味覚の一週間」がスタートしました。
2016年は「美味しく食べてすこやかに」をテーマに10月17日からの実施です。
当日の様子は、またブログにてお知らせいたしますので、お楽しみに!