10月23日月曜日は、飯塚市鯰田小学校へ、味覚の授業に行ってきました!
とっても明るい森山志織校長先生にお出迎えされ、小学5年生の生徒さん37名に、「食育」の授業をしてきました!
去年行った小学校では、3年生に対しての授業だったんですが、今年は5年生。
小学生時代のこの2年の差は大きいんですね。
3年生の時は、本当に最初から無邪気で元気で、「はい!」「はい!」「はい!」と
手を挙げる元気な子が続出だったんですが、
5年生となると、やっぱり少しシャイになるというか、最初は皆さん静かで、シェフもちょっと困ってましたが、
シェフが話を進めていくうちに、どんどん手が挙がるようになって、
お酢をなめたり、鼻をつまんでグミを食べたり、チョコレートの原料、「カカオマス」を食べたりすると
その「酸っぱい!」「苦い!」のリアクションもとってもよく、授業もどんどん盛り上がってきました。
「鼻をつまんでグミ」という体験は、去年私も初めて知った発見です!
鼻をつまんで、グミを口にして、噛んでみても味がしないんです。
そして、つまんでいた鼻をはなすと、一気に「グレープ味のグミ!」と気づくんです。
「香り」も大切、という体験です。
そうやって、いろいろと「味」についてシェフが目の前で話してくれる授業。
皆、最後の方は真剣に話を聞いてくれていました!
「味わって食べることの大切さ」
そして、それを作ってくれた人への「感謝の気持ち」を忘れず、
その食材を作ってくれた生産者さんへの「感謝の気持ち」を忘れず、食べ物を無駄にしないよう、味わって食べる!ということ。
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
をちゃんと言える人になろう!ということ。
5年生の子供たちは、しっかりと話を聞いていました。
授業が終わると、握手をもとめる子もいたりして、シェフの存在が皆の記憶にきざんでくれていたら嬉しいなと思いました。
最近では「個食」(家族それぞれ好きなものを食べること)、
「孤食」(一人で食べること)が増えてきているようですが、
なるべく皆で、楽しく美味しく食べましょう!というお話もしてきました。
私の実家でも、小さい頃から、家族の決まり事がありました。
・食事中はテレビを消す。
→テレビがついていないと、家族7人(祖父・祖母・父・母・私・弟二人)のその時の顔の表情、機嫌がすぐわかります。
元気がないだとか、疲れているとか、怒ってるとか、笑ってるとか、、、人を気遣うことが自然と身に着いた気がします。
・家族そろって食事をする
→そろって食事をすることが決まっていたので、その時間にそろうように、父も母も帰ってきて、弟たちもちゃんと食事の時間には帰ってきていました。
7人という家族だったので、母も仕事から帰宅してからの夕飯の準備は大変だったので、よく手伝った記憶があります。
手伝っている時に、新しいハンバーグのソースを編みだしたり、ドレッシングを編みだしたり、、と私はそんな中で「食」に興味をもっていったのかもしれません。
・食事中は怒らない
→食事中に母が小言を言おうとすると、父が「今、言わんでよかやんね」と言っていた記憶もあります。
食事中は、楽しく、美味しく食べる!という決まりでした。
むしろ、うちは皆、酒飲みで(笑)、いつもお家で宴会みたいな感じでした(笑)
この時期にある「おくんち」の時は、両親が教師だったため、一日に100人近いお客さんが家にいらっしゃって、それはそれは大宴会!
そんな家庭で育った私です!
「食」の楽しさ!が小さい頃から備わってきたのかもしれません。
今、「食」がおろそかになっている子が多くなっているそうです。
働いているご両親が多く、一人で食事をしている子、
朝ご飯を食べないでくる子、レトルト食品ばかりを食べている子、、、、。
そんな現代で、微力ではありますが、「食」の大切さを伝えていければと思います。