シャブリの生産者セルヴァン氏とのコラボ・ディナー
11月3日 当店にシャブリの生産者フランソワ・セルヴァン氏がいらっしゃって、
念願のコラボ・ディナーが実現いたしました!
セルヴァン氏とは昨年、初めてお会いして、いろいろと共通の知人がいたり、
弟、吉武広樹もフランスで、セルヴァン氏の自宅に招かれて親しくなっていたりと、
「ご縁」を感じていたセルヴァン氏。
また、その人柄、セルヴァン氏のワインに魅かれ、いつかKazuでコラボディナーができれば、と話しており、セルヴァン氏も
「その時は、自分のプライベート・セラーから、とっておきのオールド・ヴィンテージを持ってくるよ」
と言ってくださっていて、
なんと、それが昨夜、現実のものとなりました!
シャブリの生産者さんなので、もちろんワインはシャブリだけ。
ということは、単一のシャルドネだけの5種類のシャブリでしたが、
畑も違えば、樹も違う、樹齢も違う、とれた年、も違う葡萄からとれたシャブリは
飲み比べると、本当に面白く、表情の違いに驚きました。
そこにシェフの料理とのマリアージュも加わり、
さらなる変化を見せました。
セルヴァン氏のワインは、フランス国内でもごく限られた重要顧客のみに分けられる逸品で、さらに今回のワインは1997のプルミエ・クリュや
マグナムボトルの1997などは、本当にセルヴァンさんのプライベート・セラーから
持ってきていただいた超・レアもので、
そんなワインを飲めるなんて、本当に今回参加していただいたお客様にとっても
貴重なものとなられました。
プライベートワインのプライベートディナー。
セルヴァンさんを囲んで、いろいろなお話をしながらの
楽しく、心地よい時間が過ぎていきました。
サービスしている私も、本当に楽しくて、すっごく幸せでした。
今回ばかりは、「座って私も食事したい!」と
シェフに頼みましたが、やはり無理。
でもやっぱり、私はデザート作って、シェフの料理を間近でみて、
お客様のもとに運んで、・・・というのが性に合ってますね(笑)
私たちもすっごく素敵な時間を過ごせました。
この機会を作っていただいた、三幸蓮見商店の蓮見さんに
心から感謝申し上げます。
蓮見さんのお話に、
「1654年から続く歴史あるドメーヌのセルヴァン氏のシャブリ、
そんな古くから、当たり前のことを当たり前に、良いシャブリを作り続けてきたセルヴァン氏のワインなんて、本当はこんなにプロモーションをかけなくても売れるわけで、海を越えた日本に来てまで、宣伝しなくても全く困らない歴史ある造り手さん。
でも、だからこそ、知ってほしいという思いで、セルヴァン氏のワインをご紹介したい」
というお話がありました。
たくさん売りたくて、日本にプロモーションに来られているわけではなくて、
本当に親日家で、日本が大好きなセルヴァン氏。
わざわざプライベートワインを分けてくださって、本当にありがたいお話です。
今回のコラボ・ディナー。
セルヴァンさんのお話も、シェフのお話もたくさん聞けて、
やはり同じ「造り手」同志、心通ずるものがあるなぁ、と感じました。
ワインも料理も最高の「マリアージュ」でしたが、
何よりも、セルヴァンさん、シェフ篠原の「心」のマリアージュだったのでは、と感じました。
そして、私たちの師匠 ラ・ロシェルの坂井ムッシュの言葉
「味は人なり」
が頭に浮かびました。
セルヴァン氏の人柄に魅かれ、さらにセルヴァン氏の「CHABLIS」が
大好きになりました!
本当に至福のひとときをありがとうございました!
当店ワインリストにセルヴァン氏のワイン、多数おいておりますので、
ぜひお食事と一緒にお楽しみくださいませ!