
私も、企業のフリーダイアルのカストマーセンターに電話を入れると、ユーザー番号や問合せ事項などを入力するように指示を受けた後、もしかしたら海外のどこかに繋がっているのかなと思えるような日本語での応対に出会わせることが有ります。国内でも、東北や沖縄に有るコールセンターに繋がっていることが多いようです。
コールセンターは、在宅勤務になじむ仕事の典型ですが、今や多くの職場や仕事ではパソコンと電話、ファックスのような通信機器を使って処理することが多いようで、一日、パソコンの画面を見ながらという世界も有りそうです。
また、大きな企業では、色んなネーミングで在宅勤務を取り入れたり、トライアルを重ねているようで、その際の基礎的インフラの一つは、企業のネットワークに社員自宅のパソコンから安全にアクセスできる環境です。
このような環境整備のために、社員が自宅のパソコンに専用のUSBスティックを挿し込むだけで、社内ネットワークに接続できるようにするサービスが販売されていますが、このサービスは、新型インフルエンザがまん延した場合に、「在宅勤務」で企業の業務継続を助けるシステムを想定したものです。
新型ウイルスによるパンデミックで、学校や職場、地域が閉鎖される事態は、今年の初めに妻夫木君が出演した「感染列島」で世間の話題を呼んだことで記憶に新しいところです。
なお、昨年7月には、この通信環境を利用する在宅勤務(テレワーク)についてのガイドラインが厚生労働省から示されています。http://www-bm.mhlw.go.jp/houdou/2004/03/h0305-1.html
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さて、通関士の業務は、「在宅勤務」ということはあるのでしょうか?もしかしたら、もうどこかの通関業者では
採用されているのでしょうか?
通関業法では、次の条文のように「・・通関士を置く・・・」、「内容を審査させ・・記名押印」という表現をしていますので、通関営業所に置く通関士の勤務形態として在宅か事務所かの制約はなさそうですし、ご承知のように通関手続きの太宗は、NACCS利用で、記名押印もシステム的処理になっていますから、実務的にも問題はすくなそうです。
ただし、在宅勤務では、法律が求める通関士の業務が出来ないような環境(例えば、仕入書の内容が在宅では見れないような環境)では、ノーでしょうか?
どなたかこの問題で情報をお持ちなら教えてもらいたいものです・・。
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(通関士の設置)
第十三条 通関業者は、その通関業務を行なう営業所ごとに、政令で定めるところにより、通関士を置かなければならない。ただし、当該営業所が次の各号の一に該当する場合は、この限りでない。 (以下省略)
(通関士の審査等)
第十四条 通関業者は、他人の依頼に応じて税関官署に提出する通関書類のうち政令で定めるもの(通関士が通関業務に従事している営業所における通関業務に係るものに限る。)については、通関士にその内容を審査させ、かつ、これに記名押印させなければならない。
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妻夫木君といえば、NHKの大河ドラマ「天地人」の直江兼継役ですが、毎週楽しんでいます(^。^)。
思ったりもしますが。
確かに、書類審査であれば、在宅でも可能な気がします。
IT化が更に加速すれば、法律も柔軟に改正されるかも
しれないですね。
コメントありがとうございます。
現実には、いろいろネックがあるかもしれないですね。
長い目で見れば、こんなことが起こるのかなと思っています。
また、教えてください。