1932年生まれの仲代達矢さん、90才を越えている。このお歳で、一人舞台に挑戦される。
市民劇場特別観劇会が、今日、市民文化ホールで開かれた。
雨のなか、開場1時間半前から行列に。私も会場30分前に到着したが、なんとびっくり、となりの福祉文化会館の前を遙かに通り越して延々長蛇の列。
会場2時30分を早めてくれた。まさに超満員。熱気が充満している。
内容は、ハリウッドで華々しく大活躍した大スター、ジョージ・バリモア。アルコール依存で破滅しかけている彼が、新しい舞台のリハーサルに挑んでいる。
かっての彼の当たり役だったリチャード三世、シェークスピアの台詞が、いつしか自分の追憶をたどる台詞に・・・
ウイリアム・ルース作 翻訳・演出 丹野郁弓 音楽 池辺晋一郎
仲代達矢の一人舞台だ。90才を越えて、この長丁場、台詞も膨大だ。軽やかな身のこなし、タップを踏む足取りも軽やか。
バリモアの終焉と、これを演ずる高齢でも絶好調の仲代達矢、この対比を感じながら引き込まれた。凄い迫力だった。