京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

初めての豆腐作り

2007-02-01 10:19:06 | 妻!の料理
 昨日の予告!どおり、お豆腐作りをしました。
 子供にせがまれて、だったんですけどね。

 母、早くやりたいもんだから。
 子供たちの帰りが待ちきれず、先に一回目をしちゃいました。
 いえね、私のミキサー、小さいので(500mlくらい)、一度では大豆のすり潰しが出来ないだろうと思いましてね。
 (今回、乾燥豆250g、約2丁分の材料でしたので。)
 先に、一丁分試しに作ってみようと思いまして。
 赤子もすやすやと寝ていましたし。

 そんなわけで、昨日の午後から、一度目の作業を開始しました。
 お豆腐作りつつ、干し椎茸の佃煮をコトコト炊きながら。
 (ここが、きっと主婦と男性人の趣味との違いでしょう。)




・まずは、前日より水戻ししておきました大豆を、戻し汁と一緒に、ミキサーにかけて、すり潰します。
・生臭ーい匂いの、どろっとしたポタージュ状になります。
(底の方に、大きな固まりがたまるので、見落とすことなく、すり潰します。)
・途中、250mlの水を足して、滑らかにします。

・こうして、粒がほぼ無くなり、滑らかなスープ状になれば、鍋に移して、5分ほど火にかけます。
 (このとき、沸騰とともに、泡立ち、あふれてくるので、常にかき混ぜなければいけません。)



 ほぼ5分たった頃です。
 大豆に火が通り、微妙に汁が硬くなった感じです。

・ほしたら、この大豆汁を、木綿布をしいたザルで漉して、豆乳とおから(大豆のカス)に分けます。
・ザルに、汁を含んだおからが残りますので、ぎゅーっと絞って、汁を出し切ります。
 (熱いので、やけどに注意します。)



 分かれた豆乳とおから。

 大豆=豆乳+おから というわけですね。
 あとから、これを子供に教えるのが、面白かったです。
 とても真剣なので。

 ちなみに、この豆乳が冷めてくると、表面に膜が張ってきますが(ちょうど牛乳と同じ)、この膜が、京都名物・湯葉です。
 たまたま、台所に、乾燥湯葉と湯葉の佃煮があったので、
 「この湯葉から、こんなのができるんだよ。」
 と、子供たちに教えてあげましたら、???という反応でした。
 面白い。

 さて、豆腐作りの続き。
 絞れた豆乳を5分ほど加熱しましたら、約80℃まで冷まします。
 (子供の本では、温度計を使ってましたが、たぶんこの辺は適当で良いのでは。
  5分ほど放っとけば良いだろうと・・・)

 その間に。
 せっかく取れたおからで、おかずを作ることに。



 ちくわ・油揚げ・にんじんと一緒に、油炒めして、だし汁・酒・みりん・砂糖・醤油で煮込みます。
 美味しいおかず。
 やっぱり、家庭用のミキサーでは、少し粒が残ってザラザラしてるんですけどね。
 味が濃くて、美味しいおからでした。

 話飛びますけど、我が家では、ちくわと油揚げは、おかず作りの大事なパートナーです。
 これがない時は、本当困ってしまいます。
 前のファミマで売り切れてる時は、本当途方に暮れてしまいます。

 さて、豆腐作りと一緒に作っていた、椎茸の佃煮も出来上がりました。
 今回は初めて、ゆずの皮入りです。



 「柚子椎茸」
 ちょっと苦味がありますけど、香りが良くて、なかなか箸がすすみます!


 おおーっと、早くしないと、豆乳が冷めすぎちまいますぜ。
 ということで。

 約80℃に冷ました豆乳に、適量のにがりを加えて、ゆっくりとかき混ぜます。



 少量、おぼろ豆腐(湯葉のせ!)にし・・・

 後は、木綿をしいたザルにあげて、10分ほど上から重石をのせて、水分を出し、成型。
 (木綿豆腐)



 型から出して浸水、にがりを飛ばしています。


 この作業をね、あともう一回、子供たちが帰ってきてから、繰り返しました。
 さすがに疲れました。

 でもね、二回目は、もうやり慣れてるから余裕があるし(だから、子供たちに邪魔されても怒らなくて済む・・・)、写真撮りも済んでるので、段取りよく出来ました。
 長男の仕切りが、かなり!うるさかったですけどね。
 お玉出したか、とか、温度計忘れてる、とか。
 これが一回目だったら、ケンカになってたでしょうね。

 で、仲良く!味見してみましたよ。
 何もつけずに、ちぎってパクリ!

 あまーい

 どこぞの有名豆腐に勝てそーな!お味でしたよ。
 ほんとに。
 手作りに勝るものはないんですねー。
 と、あらためて実感しました。

 夕食に、皆で食べたときも、評判上々でした!
 みんな、お豆腐大好きなので、胸を張っておれましたわ。
 あー、おいしかった。

 皆様も、是非、質の良い乾燥大豆を手に入れられたら(道の駅とかで)、作ってみてくださいねー。
 手間の分だけ、美味しいですよ。



 そうそう。
 例のナマコはどうなったかって?

 ええ。
 やりましたとも。
 豆腐作りで、沈没しかけでしたが、スポ根ドラマみたいに、根性振り絞って、あとナマコの甘酢和えと、アサリの味噌汁も炊きましたとも。

 しかしね。
 ちょっくら、私には刺激が強すぎましてな。
 一度で書ききれそうにはありませんので。
 次の機会(書けたら、午後から)、一投稿使って、書きますね。
 でわでわ。