やっと、水曜日に行ないました、なまこ調理について書きます。
そう、お豆腐作りの後にささーっとしまして、晩御飯のおかずにしました。
作り方は、小春の母さんがコメントの中に書いてくださったやり方を見て・・・
(でも、うろ覚えなので、所々忘れていたような・・・)
元来私はあまり好きではありませんが、小春の母さんのブログで拝見してましたら、やってみたくなりまして(解体を)、買ってきた次第です。
食べるのは、なんとか・・・
小さい頃から、日曜日だったか、母がスーパーで買ってきては、大根おろしと合えて、食卓に出していましたし。
何とか、食べることはできるのですが。
わざわざ自分で買ってまでは、食べたいと思いません。
沖縄の海に行くと、あいつがごろごろと転がってますな。
(ここらへんでもですか。)
浅瀬の底に・・・
あれを裸足でグニュッと踏んづけた時の、あの感触。
そして、瞬時に神経に走るおぞましい衝撃。
あれを思いますと、そう食べたいと思いません。
わたくし、軟体動物とは結婚できません。
ウミウシとかいう謎の生き物。
あれも、大学に入ってから、淡路島で初めて見ました。
あんな、気持ち悪いものが日本の海に居る、ことを知った衝撃。
カタツムリを不意に踏んづけてしまったときの、あの惨状。
どーも、苦手です。
話戻して、なまこ。
だいたいですね。
私の姉が悪い輩で。
あれは、姉がもう小学生になってからだと思いますが。
食卓に上がったなまこを見ながら。
「Jちゃん、気をつけんちゃいよ。なまこをかんで食べたら、いけんよ。
かんで食べたら、体が溶けてしまうけえね。
そのまま飲み込まにゃあいけんよ!」
と、私に教授しました。
きっと、まだ保育園児だった位のわたし。
なんて、コワイ食べ物なんだ、と思いました。
疑う事など知らない、純粋無垢な幼児を・・・、よくも騙しおって・・・
成人する頃まで、噛んで食べることが出来ませんでした。
ちなみに、ガムでもやられました。
「ガムを呑み込んだらいけんよ。呑み込んだら、心臓に張り付いて、死んでしまうけえね!」
と・・・
今でも、少し怖いです。
ガムがね。
だいたい、そういう苦い思い出があるので、そんなに食べたくならないのです。
なんとなく、職人?たるもの、一度は裁くべき対象物だと、うすらうすら思いながらも・・・
という前置きがありまして・・・
今回、初めてなまこを裁くこととなったのです。
(ちょっと勇気を出してみたわけです。)
前置きが長いわりに、調理はすぐです。
基本的に、なまこの両端を切って、内臓を出してから、刻んで、味付けをするだけですから。
魚の、三枚おろしや、骨抜きに比べると、とてーも簡単です。
何が手ごわいかと言いますと。
あの見た目と、感触。
あれに、勝てるかどうか。
そういう問題になってきますから。
どうか、なまこ好きの皆様、これから書く表現に、お気を悪くなさらないよう、宜しくお願い申し上げます。
というわけで。
なまこをパックから取り出しました。
「ぐにょっ」と、軟体動物の手触り。
まあ、イカやタコを持ち上げたときの、あの重さに、手ごたえ、でしょうか。
ハリはなく、だらっと垂れ下がるので、持ち上げるのは難しいですね。
で、この軟体動物の、どちらが前で、後ろか、よくわからない、両端を切り取ります。
内臓を取り出さなければいけません。
けどもね。
切った瞬間!
軟体動物の体が、「きゅっ」と引き締まり、硬直したではありませんか!
想定外のことが起き、わたくし、びっくり!
そーですねー。
ゴムマリのゴムくらいの固さと、張りが出ました。
心なしか、大きさも縮まっています。
怖いよー。
すでに、私は逃げ腰、食べる以前に、調理をやり遂げる自信をなくしました。
さて、なまこの身がキュッと縮んだおかげで、切った両端から内臓を引き裂くのが、難しくなりました。
「どうしよう。」
多分、一番良いのが、魚の腹を割くように、縦に切れ目を入れて、身を広げることでしょう。
そうすれば良かったんですけどね。
何を思ったか、真ん中で、ぶつっと切ってしまいました。
なまこの体の真ん中をね。ぷつっと。
胴切りです。
この次、何が起こるか、お分かりですか?
はい。
内臓が、一気にドバーッと、すごい勢いで出てきました。
卒倒。
頭の中、真っ白です。
すごかったです。
まな板から、はみ出、周りに流れ落ちる前に、慌ててまな板を流しに移し、事なきを得ました。
流水で内臓を洗い流し、きれいになりました。
でもね。
洗い流した後。
なまこの体って、穴の入り口に、ギザギザの口?が付いてて、怖いんですね。
これにもビックリしました。
怖いです。
切り落としました。
ほしたら、もう、いつもの見慣れた、なまこの姿に近づいてきました。
(刺身のサク状)
これを、5ミリほどに薄切りしました。
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これに、塩少々を振りまして、もんで、しばらく置いておきます。
その後、歯の良い方は、このまま調理に使いますが。
もうちょっと柔らかくするために。
番茶を沸かして、ざーっとふりかけました。(ざるに入れといて。)
そうすることで、ずいぶん柔らかくなるそうです。
その後、本当は冷たい水で洗うそうですが、私は忘れてました。
(生暖かいまま、甘酢漬けにしました。)
大根おろしも良かったけど。
今回、時間が無かったこともあって、簡単に甘酢漬けに。
すりしょうがも加えて、サッパリ頂きました。
(感想)
家族は、皆なまこ好きなので、喜んで食べてくれたのですが。
硬い!
し。
なんだか、「なまこ」臭のきつい、なまこになってしまいました。
からねー、なんだか悔しくて。
何が悪かったのか、足りなかったのか。
気になるから、もう一度やりたいです。
気持ち悪いんですけどね。
今回、思い切ってやってみましたけど。
予想をはるかに超えた、サプライズっぷりでした。
超ー気持ち悪かったです。
はっきり言って。
1月最後に、一月で一番強烈な体験をした思いです。
(きっと、今年、十本の指に数えられるでしょう。)
だけど、いったい何が足りなくて、こんなに硬くて、主張の強いなまこになってしまったんでしょうかね。
皆さん、是非是非ご教授下さいませ!
宜しくお願いします。
そう、お豆腐作りの後にささーっとしまして、晩御飯のおかずにしました。
作り方は、小春の母さんがコメントの中に書いてくださったやり方を見て・・・
(でも、うろ覚えなので、所々忘れていたような・・・)
元来私はあまり好きではありませんが、小春の母さんのブログで拝見してましたら、やってみたくなりまして(解体を)、買ってきた次第です。
食べるのは、なんとか・・・
小さい頃から、日曜日だったか、母がスーパーで買ってきては、大根おろしと合えて、食卓に出していましたし。
何とか、食べることはできるのですが。
わざわざ自分で買ってまでは、食べたいと思いません。
沖縄の海に行くと、あいつがごろごろと転がってますな。
(ここらへんでもですか。)
浅瀬の底に・・・
あれを裸足でグニュッと踏んづけた時の、あの感触。
そして、瞬時に神経に走るおぞましい衝撃。
あれを思いますと、そう食べたいと思いません。
わたくし、軟体動物とは結婚できません。
ウミウシとかいう謎の生き物。
あれも、大学に入ってから、淡路島で初めて見ました。
あんな、気持ち悪いものが日本の海に居る、ことを知った衝撃。
カタツムリを不意に踏んづけてしまったときの、あの惨状。
どーも、苦手です。
話戻して、なまこ。
だいたいですね。
私の姉が悪い輩で。
あれは、姉がもう小学生になってからだと思いますが。
食卓に上がったなまこを見ながら。
「Jちゃん、気をつけんちゃいよ。なまこをかんで食べたら、いけんよ。
かんで食べたら、体が溶けてしまうけえね。
そのまま飲み込まにゃあいけんよ!」
と、私に教授しました。
きっと、まだ保育園児だった位のわたし。
なんて、コワイ食べ物なんだ、と思いました。
疑う事など知らない、純粋無垢な幼児を・・・、よくも騙しおって・・・
成人する頃まで、噛んで食べることが出来ませんでした。
ちなみに、ガムでもやられました。
「ガムを呑み込んだらいけんよ。呑み込んだら、心臓に張り付いて、死んでしまうけえね!」
と・・・
今でも、少し怖いです。
ガムがね。
だいたい、そういう苦い思い出があるので、そんなに食べたくならないのです。
なんとなく、職人?たるもの、一度は裁くべき対象物だと、うすらうすら思いながらも・・・
という前置きがありまして・・・
今回、初めてなまこを裁くこととなったのです。
(ちょっと勇気を出してみたわけです。)
前置きが長いわりに、調理はすぐです。
基本的に、なまこの両端を切って、内臓を出してから、刻んで、味付けをするだけですから。
魚の、三枚おろしや、骨抜きに比べると、とてーも簡単です。
何が手ごわいかと言いますと。
あの見た目と、感触。
あれに、勝てるかどうか。
そういう問題になってきますから。
どうか、なまこ好きの皆様、これから書く表現に、お気を悪くなさらないよう、宜しくお願い申し上げます。
というわけで。
なまこをパックから取り出しました。
「ぐにょっ」と、軟体動物の手触り。
まあ、イカやタコを持ち上げたときの、あの重さに、手ごたえ、でしょうか。
ハリはなく、だらっと垂れ下がるので、持ち上げるのは難しいですね。
で、この軟体動物の、どちらが前で、後ろか、よくわからない、両端を切り取ります。
内臓を取り出さなければいけません。
けどもね。
切った瞬間!
軟体動物の体が、「きゅっ」と引き締まり、硬直したではありませんか!
想定外のことが起き、わたくし、びっくり!
そーですねー。
ゴムマリのゴムくらいの固さと、張りが出ました。
心なしか、大きさも縮まっています。
怖いよー。
すでに、私は逃げ腰、食べる以前に、調理をやり遂げる自信をなくしました。
さて、なまこの身がキュッと縮んだおかげで、切った両端から内臓を引き裂くのが、難しくなりました。
「どうしよう。」
多分、一番良いのが、魚の腹を割くように、縦に切れ目を入れて、身を広げることでしょう。
そうすれば良かったんですけどね。
何を思ったか、真ん中で、ぶつっと切ってしまいました。
なまこの体の真ん中をね。ぷつっと。
胴切りです。
この次、何が起こるか、お分かりですか?
はい。
内臓が、一気にドバーッと、すごい勢いで出てきました。
卒倒。
頭の中、真っ白です。
すごかったです。
まな板から、はみ出、周りに流れ落ちる前に、慌ててまな板を流しに移し、事なきを得ました。
流水で内臓を洗い流し、きれいになりました。
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でもね。
洗い流した後。
なまこの体って、穴の入り口に、ギザギザの口?が付いてて、怖いんですね。
これにもビックリしました。
怖いです。
切り落としました。
ほしたら、もう、いつもの見慣れた、なまこの姿に近づいてきました。
(刺身のサク状)
これを、5ミリほどに薄切りしました。
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これに、塩少々を振りまして、もんで、しばらく置いておきます。
その後、歯の良い方は、このまま調理に使いますが。
もうちょっと柔らかくするために。
番茶を沸かして、ざーっとふりかけました。(ざるに入れといて。)
そうすることで、ずいぶん柔らかくなるそうです。
その後、本当は冷たい水で洗うそうですが、私は忘れてました。
(生暖かいまま、甘酢漬けにしました。)
大根おろしも良かったけど。
今回、時間が無かったこともあって、簡単に甘酢漬けに。
すりしょうがも加えて、サッパリ頂きました。
(感想)
家族は、皆なまこ好きなので、喜んで食べてくれたのですが。
硬い!
し。
なんだか、「なまこ」臭のきつい、なまこになってしまいました。
からねー、なんだか悔しくて。
何が悪かったのか、足りなかったのか。
気になるから、もう一度やりたいです。
気持ち悪いんですけどね。
今回、思い切ってやってみましたけど。
予想をはるかに超えた、サプライズっぷりでした。
超ー気持ち悪かったです。
はっきり言って。
1月最後に、一月で一番強烈な体験をした思いです。
(きっと、今年、十本の指に数えられるでしょう。)
だけど、いったい何が足りなくて、こんなに硬くて、主張の強いなまこになってしまったんでしょうかね。
皆さん、是非是非ご教授下さいませ!
宜しくお願いします。
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