京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

おからの効用。

2007-02-03 09:20:28 | 妻!日記
 なーんて屁理屈出さなくても、私は、おからが大好きで、暇・手間さえかけられれば、買って帰り、調理します。
 基本の卯の花(というのかな、おから煮)、おからサラダ、おからクッキーなど、「おから」と思わなければ、結構何にでも使える名選手です。
 要するに、「つなぎ」なのかな。
 余分な水分を吸収してくれたり、もちろん味の含ませ、にもなり、クッキーに入れると、さくさく感の元になります。

 そうそう、まず安い!ですからね。
 だいたい、ここから始まって、おから料理のスクラップを始めた、というわけです。

 それに、卯の花も、お店(スーパーのお惣菜売り場)によって、ずいぶん味が違うでしょう。
 いえ、正直言えば、あれは、たいてい甘口で、かつパサパサしているので、わたくし嫌いなのですが。
 ですけど、とても美味しい!お店があったりします。
 そういうのは、わざわざ卯の花を買うためだけに、そのスーパーに寄ったり、するわけです。(ただ、傷みやすいのが難点ですが。)
 もっといえば、卯の花は、やはり自分で作って、自分好みに仕上げるのが、一番美味しいんですね。
 好みのダシに、好みの甘さ。
 味を素直にしっかり吸収してくれますからね。
 そりゃあ、各人それぞれの味になるわけです。

 さて。
 本題は、ここから。
 この度のお豆腐作りで、とてもうれしいことに、大量のおからも出来上がりました。
 手作りでするとねー。
 家庭のミキサーで、大豆のすりつぶしをしますから、とてもきめが粗いおからが出来上がるんです。
 それが、逆に、味が濃くて、甘くて、しっとりした、美味しいおからでして!
 まさしく、手作りの醍醐味。
 さっそく、調理しました。

 その前に。
 おからの効用。
 お豆腐、大豆とどう違うのだろうと、考えてみました。

 大豆=豆乳(すなわち、豆腐のもと)+おから ですよね。
 言うてみれば、豆乳が大豆のエキス分となり、おからはそのカスです。
 だいたい、栄養価は似ていますが。
 (要するに、たんぱく質が多くて、カルシウム分が多い。)

 歴然とした違いは、食物繊維の多さです。
 当たり前の話ではありますが、おからは大豆のカスを集めたものですから、繊維の固まりです。
 ですから、そこらへんの効果は高いようです。
 (お通じとか、血糖上昇抑圧効果?)
 
 でね、もひとつ、栄養成分表をにらめっこしていまして。
 気が付いたこと。
 それは、ビタミンB1の高さです。(大豆と比べて)
 たぶん、おからの中に、大豆の胚芽も含まれるからじゃないでしょうか。
 よく、胚芽米が栄養価高いって言いますよね。
 確かめたわけじゃないですけど、それと似たような効果があるのではないでしょうか。
 ま、あくまでも、余談です。



 で、お豆腐作りのあいまに作った、おから煮です。
 だしは、「ほんだし」なんですが。(家族の好み)
 今回、椎茸のだし汁も加えてみました。
 具材は、油揚げ、ちくわ、人参です。 
 仕上げに、ねぎを加えました。
 私の味付けは、甘口!です。

 それから、昨日。
 おからサラダを作ってみました。

 1・まずは、おからを、油をひいたフライパンで炒めまして。



 2・今回、初めて手順を変えて。
 この中に、あらかじめ、塩コショウ、砂糖を加えて、軽く味付けしておきます。

 3・あら熱が取れたら、この中に、
   ミックスベジタブル、ハムを加えて、マヨネーズで和える。
   
 4・マヨネーズ分は、すぐにおからに吸収されてしまうので、味を見ながら、だし汁を加える。(もしくは、水飴など加える。)
  ・好みの味付けにします。

 5・きゅうり、りんごを加えて、なじめば完成。



 こんな感じです。
 やっぱり甘口で、おいしいサラダの完成です。

 普通に美味しいですよ。
 健康に迫った、あの切実感、悲壮感は全くありません。
 逆に、おからの食感が楽しめます。
 あっさりしているし、ポテトのあの重たいネッチリ感が苦手な人には、特にオススメですよ。

 簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。