日々雑感

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熱中症

2011年09月15日 | Weblog
熱中症

9月も中旬だというのに、残暑が厳しい。今日などは所によっては35度を超えるところもあったようだ。幼かった頃の感覚からすると、異常気象である。
今後こういう異常気象が続くのか、平常に戻るのか知らないが、どうも腑に落ちないことがある。

酷暑に近い気温の中で運動会の予行演習をしたり、実際に実施したりして、生徒が熱中症で倒れ、救急搬送されてところが、全国の学校でいくつか出た。
こんなに厳しい暑さの中で炎天下にさらされると熱中症を起こしやすくなるなんてわかりきっていることである。おおぜいの児童生徒の健康を預かるものとして、熱中症は気にならないのだろうか。

学校が年中行事として、9月に運動会を予定するのには問題がある。
10月の半ば頃にずらせば、熱中症にかかる心配はほとんど無い。にもかかわらず、9月に実施しようと計画を組む。それは例年の習わしかも知れないが、悪しき前例になっている。
運動会の実施に当たっては、参加する生徒や児童の健康状態が良好に保たれる事が何にもまして優先するのに、学校行事に組み込んだ手前、変更しようとはしない。その結果子供が熱中症になって倒れて騒ぎになる。お粗末で笑い話にもならない
これは前もって判っていることである。少なくとも予測の着く事である。1月遅らせたからと言って、大きな支障でも出るのであろうか。僕の経験だが体育大会は10月の中旬に行事日程に組んで実施していたが、何の不都合も起きなかった。

十人以上の児童が倒れた学校の校長がインタビューに応じていたが、
30度を超すこの暑さの中で実施しなくてはならない必然性は何も語られなかった。真剣に聞いたがこの校長は児童生徒の健康をどのように考えているのだろうかと、腹が立ってきた。学校運営の最高責任者はもっと真剣に生徒の健康の実情に配慮して、学校行事に当たって貰いたい。