【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月6日 企業経営に求められる公平性の原則 1-06
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
岩手出張で仕事も終わり、【カシャリ! 一人旅】の時間を取ることができました。
旧城下町の町屋を紹介しているところが多いですが、「通常非公開」というところに事前に見学許可申請をしていたところに行ってきました。
そこは枯山水庭園と、天井がユニークな建物とで知られているところで、市の職員が来てくれて応対してくれました。
歴史保存地区を持つ、この市での心温まる対応に感謝、感謝!
既述の訪問先企業で、御礼として、最後に次のようなお話をしました。
■1-06 企業経営に求められる公平性の原則 A823-Bc19
日本で最初に設立されました経営コンサルタント団体、「日本経営士協会」では、伝統的に「公平性の原則」というルールを掲げています。
公平性ということは、「言うは易く、行うは難し」といいます。
ある企業の社長は、地方に工場や営業所、関連企業があるにも関わりませず、本社がある東京を離れることはほとんどありません。
あるとき、その企業におきまして、社長命で、選ばれた数人による作業が行われました。朝から始まり、2時間ほどの残業を経て、その作業が完了しました。彼等の努力のおかげで、社長が満足する資料が完成しました。
社長は、感謝の気持ちとして、そのメンバーに会食を提案、費用は全額社長のポケットマネーで支払いますが、社長がいると気を遣うでしょうからと参加を遠慮しました。
そのメンバーの一人は、出席しませんでした。
彼は、地方の営業所勤務が長く、本社に前年、戻って来たばかりです。地方にいる時には、社長に会うこともできません。その経験から、地方にいる社員と、本社の社員とでは、不公平があると感じていました。
この作業を成功裏に納めたからといって、それは業務であり、特別扱いされることは公平ではないと感じたのです。
社長が、平素、地方回りもしばしば行い、地方の社員と密なる接触を図っていれば、この様な不公平感は弱まるのでしょう。
公平性というのは、その会社の文化の一部として、他の企業とは判断が異なって当然とも言えます。
一口に「公平性」といいましても、人により感じ方は異なります。企業毎に、その判定の基礎となるものがあれば、それに準拠し、少しでも不公平感を和らげる必要があるのではないでしょうか。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ ご隠居さんと雷親爺が身を小さくしている 906
としにより台風被害の多い年があります。
特異視されているようですが、地球温暖化の影響ではないかといわれています。
すなわち、この状況が今後あたり前であり、毎年のように惨事が繰り返される危険性が高いということです。
テレビや新聞では、災害情報に満ちあふれ、被災された方のお気持ちを考えますと気持ちが重くなります。
しかし、これもいつ我が身となるか解りません。
その対策を、国も地方も本腰を入れる必要があります。
災害といいますと、天災だけではなく、人災も後を絶ちません。
ブログで「少年犯罪の芽を摘む御近所さん」という日本経営士協会専務理事の山本先生の記事をご紹介しました。
たくさんの方がお読み下さり、昨日発信しました私のブログのトップPVでした。
人の目が、犯罪を防ぐ効果が非常に高いことが解ります。
かつては、町内にご隠居さんがおられ、何か困りごとがありますとご隠居さんに相談したものです。
昨今は、プライバシーの問題とかで、そのようなことができづらくなってきました。
ご隠居さんとともに、近所にはカミナリ親爺もつきものでした。
子供達が悪いことをすれば、自分の子供でなくても叱ってくれました。
今は、どうでしょう。
そのようなことをすれば、親が怒鳴り込んできます。
学校で、先生が児童を叱ったりすると、PTAの大問題となってしまいます。
かつてのよき時代を懐かしむだけではなく、日本の良いところを見直して、良いところは復活し、踏襲して行きたいものです。
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
初めてのアメリカ人事に、まさか竹根に白羽の矢が立つことはないだろう・・・
<続く>
【過去のタイトル】 人選(1ドル360円時代 鶏口牛後)
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
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