
本日、4月8日(日)~6月3日(日)の会期で
『鹿島 茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展 ~アール・デコ、色彩と線画のイラストレーション~』
が練馬区立美術館にて開催されます。
鹿島 茂コレクション1は、昨年開催された「J.J.グランヴィル展」でありました。
7日(土)は、展覧会のオープニングレセプションがあり、私も出席して参りました。
また、内覧会にて作品も鑑賞させていただきましたが、作品の多くは挿絵なので大きなものは少ないですが、展示された作品は一つ一つが繊細で美しいものであります。
ジョルジュ・バルビエとジャン=エミール・ラブルールは共に、フランスのナント出身で、今回の展覧会のテーマであるアール・デコ期に活躍した画家であります。
作品としては、バルビエの作品は美しい色彩に溢れており、ラブルールはシャープな線画が特徴の作品が多く見られました。
個人的には、バルビエの「ファッションプレート」のコーナーに展示されている、当時の女性たちのアール・デコのモードの絵の数々に目が釘付けになりました。
服飾関係者の方々がご覧になったら、きっと興味を持たれることと思います。
私は、バルビエの「素晴らしい小さな魚・・・夏のドレス」「君、背中を見せすぎだよ。」「自宅のスピネリ嬢」という作品が気に入ってしまいました。
会場には、鹿島茂先生ご本人がいらして、レセプションの際にはご挨拶と作品のご説明等をいただきました。
鹿島先生におかれましては、このような短期間に2回に亘って、多くの作品をご提供いただきましたこと心から感謝申し上げます。

また、今回の展覧会に際しては読売新聞社に共催、フランス大使館に後援をいただいています。ありがとうございます。
民間出身の若林美術館長が就任される前は、練馬区立美術館のカテゴリーは「日本の近代美術」と「練馬区ゆかりの芸術家」の二つしかありませんでした。
私のもとには、区民の方から「もっといろいろなジャンルを見たい」とか「海外の作品も見たい」とか「メジャーな作品が見たい」などの数々の声が寄せられておりましたし、私自身もそう思っておりました。
そういった意味では、いろいろな展覧会をプロデュ‐スして下さっている若林館長にも感謝申し上げたいと思います。
区民の皆様、また区外の皆様におかれましても、平日にじっくりとご覧になるも良し、ゴールデンウィークの予定に入れていただくも良し、この素晴らしい展覧会に是非とも足をお運び下さいませ。



会場の入り口のアーチもこんなにお洒落です!