きもの大好き

いなか暮らしと、和を愛する遊悠日記
きもの大好き人間、あつまれ

カニ御殿*八木亀三郎邸が凄すぎる

2021-08-04 16:26:16 | きもの日記
火の中に居るような暑さ。息ができない
外の気温33℃。北海道や新潟では40℃近くを観測したらしい
オリンピックに目が離せないけど新型コロナの脅威にも目が離せない

今治市波止浜(はしはま)にある実業家・八木亀三郎邸を見学する

八木商店本店は、1918年(大正7)に建てた八木商店の本社兼邸宅
まずは玄関脇のくぐり戸から居宅部分の内玄関に回ります

この日、陶器とガラス展を開催していたのでそれを先に見ます

八木亀三郎邸の見学は二度目ですが、台所を見たのは初めて
美しいタイル。食器棚やビール瓶などは当時のもの
飾ってある器は展示品

井戸や流しやかまど。どれも当時のまま保存されている
たくさんの使用人が働いていたことでしょう

裏庭に出ると、使用人の長屋、作業小屋、蔵などがあります
高台の竹林までが敷地。総敷地面積は1276坪

見学はインターネットで申し込むのですが、この日資料館の説明役の方が案内してくださいました
建物内見学は一人1000円
八木商店正面玄関を番頭さんが居た位置から見る

入母屋造、回遊式庭園を吹きガラスの廊下から見る

建造物床面積は238坪、完成に3年、庭の整備に10年もかかったそう
100年以上経過していても台風や地震にも少しも狂いがない
写真はこの家の主、八木亀三郎さん

大広間では、『蟹工船』の乗組員や部下などをもてなした
小説のような暗い冷酷なイメージはなく、『徳』説いた人情あふれる人だったよう

大広間の襖・木戸には横山大観の愛弟子・大智勝観(おおちしょうかん)の日本画が描かれている

こちらの広間では、一組限定でランチがいただけるようです
詳しくはHPで

内蔵。中にはお宝がたくさんあったのでしょうね

浴室。五右衛門風呂を想像していたけど檜風呂
使用人が水を汲んできて沸かしていたらしい。小さい槽にも水をためて湯温を調節する仕組み

裏庭の高いところから居住棟や使用人の長屋を見る
その向こうには造船所のクレーン群
広いお屋敷に憧れるけど、狭くても雨露しのげる我が家で充分

背が高く見える縦縞の浴衣

涼しげに見えて暑い
エアコンを効かせて着付けました。後ろ姿色っぽい

コロナの影響で2年ほど夏の行事がありません
浴衣で出かけられるのはいつの日か







コメント (2)
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