畑・野菜の記録

家庭菜園10年目の記録。

緑化断根摘芯挿し木法

2016年03月28日 08時11分58秒 | えだまめ
去年は山ほど黒豆を栽培して収穫ゼロでした。

今年は枝豆だけにします。

それにしても収穫できない大豆。

今年は緑化断根摘芯挿し木法を試みることにします。

2012年の時の様子
   

  

まずは大豆栽培について勉強を。

(切畑家庭菜園さんから抜粋)

ダイズの花は全てが咲くわけではなく、全体の70~80%は咲かずに落ちてしまいます。これは茎や葉が生長する時期と、花や実の生長する時期が重なるために、 栄養分の取り合いがおこるからです。


知らなかったな~、花がたくさん咲いてるなんて。

つまり十分な栄養があればたくさんの花を付けることができるかもしれないということですね。

(日本不耕起栽培普及会より抜粋)

1節の花房には八つの花が咲き、退化しなければ八つの莢がついて当然なのである。
     これは、開花時の大豆が栄養失調になり、多くの花が退化を余儀なくされているのである。


簡単ですね!
肥料をしっかりやればいいわけです。

では、施肥量や追肥で補えばよいという発想になるが、大豆は追肥などをすれば、
    ツル化して逆に収穫が皆無になる恐れがある。従って、栽培法上では大豆の追肥は無効とされ、
    試験データでもそれが示唆されている。

ここを乗り切らないといけないんですね。
元肥が多すぎるので蔓化してしまう。
これのせいでいつも収穫がないんですよね、きっと。



大豆の根には発芽10日目ぐらいから根粒菌がつき、栽培期間中大きくなり空気中の窒素を取り込み大豆に供給する共生関係を作る。通常の大豆はこの根粒菌から半分以上の窒素の供給を受ける。


逆に言えば、この根粒菌からの栄養を頼りにする限り収量は増えないということ。

この問題を解消するのが断根挿し木で

さらに発根中に太陽光を当てることで、休眠している不定根を
強制的に発芽させ、種子根並みの強力な根を数本確保する。


挿し木すると茎の横から出てくるのは不定根ですね。たぶん。



この根からは栄養分がしっかり吸収されるとともに
大豆のツル化が防げるため、開花期の追肥も可能となる。
それによりそれまでは落ちていた花もちゃんと実を付けるようになる。

基肥には5葉期までに、根粒菌の着生を抑えるために、窒素・リン酸・カリの等量程度の基肥を施肥する。
そして花が咲いたら、しっかりと追肥をして花が落ちないようにする。

定植時に斜めに植えるとエチレンが出て真っ直ぐに立つのと同時に茎が太くなり
不定根も新たに発生しその後の土寄せが要らなくなる。

断根挿し木と同時に摘芯を行い、脇芽を2本出して2本立ちにすれば
苗の本数も少なくすることができる。


①種を蒔く
②四日後ぐらいに根が出たら種を露出させ根を日光に一日当てる。
③覆土する
④本葉が出たら摘芯断根挿し木をする。
⑤元肥をちゃんと入れる。
⑥斜め植えをする。
⑦花が咲くころに追肥もする。
⑧土寄せの必要はない。





枝豆の種を蒔きました。



蒔いた上からポットを被せて蓋をしました。



3日後



根が出てきたので1日陽に当てます。



根が緑色に



改めて覆土しました。






とにかく枝豆の収量が上がらず、苦手品種ですので、

それでも自分にあった品種を探すためいろいろ蒔こうと思います。



早生品種の夏風香。



同じように蒔きました。

こちらも3日



日光浴させます。

2週間後。

味源、徒長気味ですね。



長いわ~。



断根摘芯します。



挿し木しました。



夏風香も



摘芯断根



挿し木にしました。



1週間後覗いてみると



げげっ?!またかよ(x_x;)



枝豆のギロチンだ!

いったい何者?

8日後の味源は



でてます、不定根。



太めの根っこが複数本広がっています。

これが大きくなったらトウモロコシの合間に斜めに植えます。



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