皆さん、私は懲りずに二週続けて石川県能登島へ出撃してきました。
兵庫県西宮市にある実家へ行く用事があったので、用事を済ませてから能登島へ
出撃するとにしました。
金曜日の晩に真岡の自宅を出発。仕事を終えて、晩メシ、風呂を済ませてから、
ETCの割引の効く深夜時間帯に出発することにしました。
北関東道の真岡インターから乗り込んで、東北道の久喜白岡ジャンクションで
圏央道へ。
圏央道へ乗り込むと、なんと東名高速の海老名ジャンクションまで直接来れる
ようになったのですよ。首都高速を通らずに東名道へ乗り込むことができる
ようになって、大変便利になりました。
さらに新東名高速が浜松より西へ延びているらしく、それも確認してきました。
さてと、兵庫県西宮市の実家へ到着したのは土曜日AM7:45でした。
真岡から630kmありましたわ。実家で用事と食事を済ませて、AM10:30能登島へ
出撃しました。
兵庫県西宮市からだと、石川県能登島まで約400kmあります。
夕方には現地に到着して陣地を築きたいと思っておりました。
鯛を釣りたい一心で、名神道から北陸道をぶっ飛ばして、おかげさまでPM3:30
には現地、関白に到着しました。
来る途中、初夏の伊吹山を眺めて・・・だんだん削り採られてる、このままだと
いつの日か無くなってしまう・・・なんて思いながら、
能登島へ入ってきました。
ちょっと時間が早かったので、鯛釣りのポイントとして有名な、ツインブリッジ
周辺のポイントを見て回りましたが、駐車場をどこにするか?後の田んぼに
迷惑がかからないか?
竿を出すと漁協が何か言ってこないか? 潮でオモリが流されないか? ここは
デカいケムシがとても多い等の、心配事が多くて、初めての場所で独りで竿を
出すには、ちょっと心細くて勇気が湧いてきません。
やはり、過去からずっと竿を出し続けているマイポイントの関白で竿を出すこと
にしました。
先週来たときにはまだ生えていなかった草が伸びていて、この1週間でずいぶん
変わったなと感じるほどでした。
天気は快晴、無風ですが湿度はかなり高く、少し歩くだけで汗ダクになりました。
「こりゃ、暗くなると、蚊がブンブンやってくるぞ」
と思ったので、陣地の周辺に蚊取り線香で結界を作りました。
それと、新兵器スプレーの登場!!
果たして、これだけで大丈夫なのか?
ああー、スキンガード持ってくるの忘れましたわ。すごく心配です。
さてと、本番の前に、明るいうちに、様子を探ります。
4本の竿にアオイソメを付けて、放りこんでフグ等のエサ取り、ケムシ、
ヒトデの有無を確かめました。
アオイソメを放りこんで、15分ほど放置した後、竿を回収しようとすると
・・・
1本の竿に何かが付いていて重いです。リールを巻いて寄せてくる途中で
コンコンと抵抗しました。
フグかな? ここへ来たときに干からびたヤツが3つほど捨ててあったからな。
しかし浮いてきた魚を見たら・・・茶色いカレイでした。
32cmイシガレイでした。
うーん、嬉しいことは嬉しいけど・・・
先週と同じパターンだし・・・。なんか嫌な予感がします。
スミ1で、このまま何も釣れずに終わってしまうのではあるまいな?
凄く心配でした。
まだPM6:00過ぎだし・・・
それならば暗くなるまで、アオイソメで、もっとカレイを釣ってやろうと
投げ込み直していると、
・・・
・・・
・・・
あのですね、今回の釣りはここが全てです。
・・・
・・・
・・・
BXTの竿尻が突然浮きあがって、三脚から外れて、海へ引っ張り込まれそうに
なりました。
慌てて竿を掴んで竿を立てましたが、ドラグから糸がどんどん出て行って
止まりません。軽く30mぐらいは出てゆきました。
左手で竿を立てて、右手の手のひらでドラグを押さえて、
止めたのはいいけれど・・・
今度は恐ろしいパワーで引っ張られました。私が海に落ちそうです。
BXTの竿が満月に曲がって、PEラインがキンキンに張って、金属音が鳴ってます。
竿のガイドが外れてぶっ飛びそうです。
リールはなんとか巻けそうですが、巻いて張力を高めると、ラインが切れそう
です。竿を立てて、5分ほど巻かずに護岸の上で耐えていました。
ときどきもの凄いパワーで締め込んできました。
「おねがい、ラインよ切れないでちょーだい」
もうね、今回の釣りはこの大アタリが全てですわ。コイツを逃したらまっすぐ
家へ帰ろう。
30分ぐらい粘って耐えたでしょうか?
少しだけ弱まったでしょうか? リールを巻けそうです。
ポンピングしたら1回につき30cmぐらいずつ手前へ寄ってきました。
ポンピングを繰り返して10mぐらい寄せてくると、魚(?と思うけど、コイツ)
が反転して逃げようとして、10mほどドラグからラインを引き出します。
しかしコイツは海底にへばりついたままで、浮かばないので、このまま足元へ
寄せてきても足元にはキツイ海藻の根が張り出していて、その根元には捨石が
敷いてあるので、浮かせない限り、根に潜られて、抜けなくなってしまいます。
どうしたらよいか?と考えながら、ポンピングを繰り返して、少しずつ寄せて
きました。
少しでも気を緩めたら、反転して沖へ引っ張り込みそうだし・・・
私が弱りました。
1時間ぐらいかけて、足元へ寄せてきましたが、魚は海底にへばりついたままで、
浮かぶ気配すらありません。
沖のイカダに乗ってるオッサン連中が「あそこの人、なんか大きいの掛けとる
みたいやで」
海の上では、声がよく通って聞こえてきます。
そうこうしているうちに、私と魚との距離が縮まってきて、PEラインが海藻に
掛かりました。
張り出した海藻にPEラインが突き刺さっているように見えますが、まだまだ深く
て、魚まで、あと15mぐらいあります。
魚の抵抗も弱まったとはいえ、まだ数回締め込んできました。
そして、とうとう私が恐れていた最悪の事態へ・・・
魚が根に潜り込みました。捨石の下へ入り込んだのでしょうか?
うんともすんとも言わなくなりました。ときどき魚のほうから10cmぐらい
引き込んだり緩めたりして、息遣いが伝わってきます。
「オマエの正体は何や?」
「見せろ!!」
いちばんイメージに近いのは、クエ、イシダイ、マダイ、クロダイ、エイ、
このへんの魚です。
下へ、下へ、潜り込もうとするタイプです。
横に走りませんから、スズキではなさそう。
ひょっとすると60cmぐらいの大ガレイかもしれません。
それとも、うーん、底にへばりついているから大きな水ダコかもしれません。
根に潜り込んでしまって、30分ぐらいは、いつ魚が根から飛び出しても
構わないように、護岸の上で竿をじっと持って構えていましたが、そのあとは
私も汗ダクでへたってきたため、
私が護岸の上を左右に歩いて、ラインの角度を変えてみたり、竿先をゆすって
ショックを与えて見たり、思いついたことはいろいろやってみましたが、ダメ
でした。
リールのドラグを緩めて、竿を護岸にもたれ掛けさせて、手放しました。
これで、竿を通じて伝わる私の殺気も無くなって、魚も安心して、一息ついて
根から飛び出すかもしれません。
私は竿こそ手放したものの、私の目は竿から離すことはありませんでした。
このまま魚が粘るのであれば、私も粘り続けて、あしたからの仕事も休んで、
ここに居座る覚悟でした。何日でも付き合う覚悟です。
・・・
・・・
・・・
・・・
PM7:30 それまでときどき竿の穂先がクンクンとおじぎしたり、戻ったり、
繰り返して反応していましたが、とつぜん穂先が動かなくなりました。
ん? チカラ尽きて死んだか?
竿を持って、しゃくってみましたが、ガッチリ根に掛かっているような感触しか
ありません。
PEラインを通して、生体が付いている感触や魚の息遣いが無くなりました。
あれれっ、?、どうした?、針が外れたのか?
あんなに締め込んでいたのに今更外れることはないだろ。
わからん。どうしたというのか?
竿の穂先から出ているPEライン、その先のオモリ、さらにその先のヨリトリゴム、
さらにその先のハリス6号、さらにその先の丸セイゴ針まで、一直線で繋がって
いるのが手に取るように伝わってきます。どうも針が掛かっているのが魚では
なくて、石のような硬いものに掛かっているようで・・・
とても理解できないことですが、魚が岩に化けた? 感触に変わりました。
とっても悲しいことです。
茫然自失になりました。
それでも信じられないので、竿をPM10:00までそのまま放置しておいて、
私は残り3本の竿で夜釣りのために、冷凍ユムシを付けて、遠投、打ち返すこと
にしました。
その後も何も起こらずで・・・
PM10:00 放置しておいた竿は根掛かりしたような感触のままだったので、
引っ張って切ることにしました。ヨリトリゴムが付いているので、なかなか切れま
せんな。グィーンと後ずさりして引っ張ると、PEラインとオモリの結び目からプツン。
ああっ、虚しいと言うか、悲しいと言うか、お墓の無い人生は儚い人生ですわ。
・・・
・・・
なーんにもつれへん。
もうどーでもええわ。
・・・
・・・
・・・
・・・
皆さん、おはようございます。日曜日の朝です。
朝マズメのチャンスも不発。
瞬く間に日が昇ってきました。
日が昇って、ますますやる気が無くなってきました。
昨夜のイカダのお客さんたちは暗くなる前に帰られて、今日、新しいお客さんが
イカダに乗りました。渡船の船長もこっちを見ながらお客さんをイカダまで
運んでいます。
たぶん昨夜は私のことで話題になったのかも・・・
まだ餌も残ってるし、せめてアオイソメが無くなるまでやりましょか。
冷凍ユムシ+アオイソメの豪華セットでドボンと放りこみました。
すると・・・
こんな大きい針によく掛かりますわ。キスも嬉しいけどね。
オマエでは傷ついた心を埋めることはできません。
さらに・・・
コラーッ、エサ盗みに来たんか!! 海へ帰れ、このクソガキ~。嫌われ者の
磯ベラ野郎。
皆さん、こんな気持ちで釣りをしてはいけません。
神聖なる釣りです。
もっと自然と対話しましょう。
私をワクワクさせてくれるこの釣り場に感謝、ということで、ヒマですので
草取りでもします。
次回来た時に竿を気持ちよく出せるように。
夜釣りのときに、草の弦で足を取られないように。
すると・・・
あれれ、24cmのマコガレイ君をゲット。神様、ありがとうございます。
草やったら、なんぼでも刈ります。御奉仕いたします。
まあ、皆さん、この綺麗な景色を見て、ココロを入れ替えましょう。
日曜日のAM10:00、餌も無くなったので、撤収することにします。
ここから真岡の自宅まで550kmです。
ここからどんなに遠く距離が離れても、私はこの場所で竿を出し続ける決心です。
では、また。
あかいのん狙って、私はやってきますよ~。
兵庫県西宮市にある実家へ行く用事があったので、用事を済ませてから能登島へ
出撃するとにしました。
金曜日の晩に真岡の自宅を出発。仕事を終えて、晩メシ、風呂を済ませてから、
ETCの割引の効く深夜時間帯に出発することにしました。
北関東道の真岡インターから乗り込んで、東北道の久喜白岡ジャンクションで
圏央道へ。
圏央道へ乗り込むと、なんと東名高速の海老名ジャンクションまで直接来れる
ようになったのですよ。首都高速を通らずに東名道へ乗り込むことができる
ようになって、大変便利になりました。
さらに新東名高速が浜松より西へ延びているらしく、それも確認してきました。
さてと、兵庫県西宮市の実家へ到着したのは土曜日AM7:45でした。
真岡から630kmありましたわ。実家で用事と食事を済ませて、AM10:30能登島へ
出撃しました。
兵庫県西宮市からだと、石川県能登島まで約400kmあります。
夕方には現地に到着して陣地を築きたいと思っておりました。
鯛を釣りたい一心で、名神道から北陸道をぶっ飛ばして、おかげさまでPM3:30
には現地、関白に到着しました。
来る途中、初夏の伊吹山を眺めて・・・だんだん削り採られてる、このままだと
いつの日か無くなってしまう・・・なんて思いながら、
能登島へ入ってきました。
ちょっと時間が早かったので、鯛釣りのポイントとして有名な、ツインブリッジ
周辺のポイントを見て回りましたが、駐車場をどこにするか?後の田んぼに
迷惑がかからないか?
竿を出すと漁協が何か言ってこないか? 潮でオモリが流されないか? ここは
デカいケムシがとても多い等の、心配事が多くて、初めての場所で独りで竿を
出すには、ちょっと心細くて勇気が湧いてきません。
やはり、過去からずっと竿を出し続けているマイポイントの関白で竿を出すこと
にしました。
先週来たときにはまだ生えていなかった草が伸びていて、この1週間でずいぶん
変わったなと感じるほどでした。
天気は快晴、無風ですが湿度はかなり高く、少し歩くだけで汗ダクになりました。
「こりゃ、暗くなると、蚊がブンブンやってくるぞ」
と思ったので、陣地の周辺に蚊取り線香で結界を作りました。
それと、新兵器スプレーの登場!!
果たして、これだけで大丈夫なのか?
ああー、スキンガード持ってくるの忘れましたわ。すごく心配です。
さてと、本番の前に、明るいうちに、様子を探ります。
4本の竿にアオイソメを付けて、放りこんでフグ等のエサ取り、ケムシ、
ヒトデの有無を確かめました。
アオイソメを放りこんで、15分ほど放置した後、竿を回収しようとすると
・・・
1本の竿に何かが付いていて重いです。リールを巻いて寄せてくる途中で
コンコンと抵抗しました。
フグかな? ここへ来たときに干からびたヤツが3つほど捨ててあったからな。
しかし浮いてきた魚を見たら・・・茶色いカレイでした。
32cmイシガレイでした。
うーん、嬉しいことは嬉しいけど・・・
先週と同じパターンだし・・・。なんか嫌な予感がします。
スミ1で、このまま何も釣れずに終わってしまうのではあるまいな?
凄く心配でした。
まだPM6:00過ぎだし・・・
それならば暗くなるまで、アオイソメで、もっとカレイを釣ってやろうと
投げ込み直していると、
・・・
・・・
・・・
あのですね、今回の釣りはここが全てです。
・・・
・・・
・・・
BXTの竿尻が突然浮きあがって、三脚から外れて、海へ引っ張り込まれそうに
なりました。
慌てて竿を掴んで竿を立てましたが、ドラグから糸がどんどん出て行って
止まりません。軽く30mぐらいは出てゆきました。
左手で竿を立てて、右手の手のひらでドラグを押さえて、
止めたのはいいけれど・・・
今度は恐ろしいパワーで引っ張られました。私が海に落ちそうです。
BXTの竿が満月に曲がって、PEラインがキンキンに張って、金属音が鳴ってます。
竿のガイドが外れてぶっ飛びそうです。
リールはなんとか巻けそうですが、巻いて張力を高めると、ラインが切れそう
です。竿を立てて、5分ほど巻かずに護岸の上で耐えていました。
ときどきもの凄いパワーで締め込んできました。
「おねがい、ラインよ切れないでちょーだい」
もうね、今回の釣りはこの大アタリが全てですわ。コイツを逃したらまっすぐ
家へ帰ろう。
30分ぐらい粘って耐えたでしょうか?
少しだけ弱まったでしょうか? リールを巻けそうです。
ポンピングしたら1回につき30cmぐらいずつ手前へ寄ってきました。
ポンピングを繰り返して10mぐらい寄せてくると、魚(?と思うけど、コイツ)
が反転して逃げようとして、10mほどドラグからラインを引き出します。
しかしコイツは海底にへばりついたままで、浮かばないので、このまま足元へ
寄せてきても足元にはキツイ海藻の根が張り出していて、その根元には捨石が
敷いてあるので、浮かせない限り、根に潜られて、抜けなくなってしまいます。
どうしたらよいか?と考えながら、ポンピングを繰り返して、少しずつ寄せて
きました。
少しでも気を緩めたら、反転して沖へ引っ張り込みそうだし・・・
私が弱りました。
1時間ぐらいかけて、足元へ寄せてきましたが、魚は海底にへばりついたままで、
浮かぶ気配すらありません。
沖のイカダに乗ってるオッサン連中が「あそこの人、なんか大きいの掛けとる
みたいやで」
海の上では、声がよく通って聞こえてきます。
そうこうしているうちに、私と魚との距離が縮まってきて、PEラインが海藻に
掛かりました。
張り出した海藻にPEラインが突き刺さっているように見えますが、まだまだ深く
て、魚まで、あと15mぐらいあります。
魚の抵抗も弱まったとはいえ、まだ数回締め込んできました。
そして、とうとう私が恐れていた最悪の事態へ・・・
魚が根に潜り込みました。捨石の下へ入り込んだのでしょうか?
うんともすんとも言わなくなりました。ときどき魚のほうから10cmぐらい
引き込んだり緩めたりして、息遣いが伝わってきます。
「オマエの正体は何や?」
「見せろ!!」
いちばんイメージに近いのは、クエ、イシダイ、マダイ、クロダイ、エイ、
このへんの魚です。
下へ、下へ、潜り込もうとするタイプです。
横に走りませんから、スズキではなさそう。
ひょっとすると60cmぐらいの大ガレイかもしれません。
それとも、うーん、底にへばりついているから大きな水ダコかもしれません。
根に潜り込んでしまって、30分ぐらいは、いつ魚が根から飛び出しても
構わないように、護岸の上で竿をじっと持って構えていましたが、そのあとは
私も汗ダクでへたってきたため、
私が護岸の上を左右に歩いて、ラインの角度を変えてみたり、竿先をゆすって
ショックを与えて見たり、思いついたことはいろいろやってみましたが、ダメ
でした。
リールのドラグを緩めて、竿を護岸にもたれ掛けさせて、手放しました。
これで、竿を通じて伝わる私の殺気も無くなって、魚も安心して、一息ついて
根から飛び出すかもしれません。
私は竿こそ手放したものの、私の目は竿から離すことはありませんでした。
このまま魚が粘るのであれば、私も粘り続けて、あしたからの仕事も休んで、
ここに居座る覚悟でした。何日でも付き合う覚悟です。
・・・
・・・
・・・
・・・
PM7:30 それまでときどき竿の穂先がクンクンとおじぎしたり、戻ったり、
繰り返して反応していましたが、とつぜん穂先が動かなくなりました。
ん? チカラ尽きて死んだか?
竿を持って、しゃくってみましたが、ガッチリ根に掛かっているような感触しか
ありません。
PEラインを通して、生体が付いている感触や魚の息遣いが無くなりました。
あれれっ、?、どうした?、針が外れたのか?
あんなに締め込んでいたのに今更外れることはないだろ。
わからん。どうしたというのか?
竿の穂先から出ているPEライン、その先のオモリ、さらにその先のヨリトリゴム、
さらにその先のハリス6号、さらにその先の丸セイゴ針まで、一直線で繋がって
いるのが手に取るように伝わってきます。どうも針が掛かっているのが魚では
なくて、石のような硬いものに掛かっているようで・・・
とても理解できないことですが、魚が岩に化けた? 感触に変わりました。
とっても悲しいことです。
茫然自失になりました。
それでも信じられないので、竿をPM10:00までそのまま放置しておいて、
私は残り3本の竿で夜釣りのために、冷凍ユムシを付けて、遠投、打ち返すこと
にしました。
その後も何も起こらずで・・・
PM10:00 放置しておいた竿は根掛かりしたような感触のままだったので、
引っ張って切ることにしました。ヨリトリゴムが付いているので、なかなか切れま
せんな。グィーンと後ずさりして引っ張ると、PEラインとオモリの結び目からプツン。
ああっ、虚しいと言うか、悲しいと言うか、お墓の無い人生は儚い人生ですわ。
・・・
・・・
なーんにもつれへん。
もうどーでもええわ。
・・・
・・・
・・・
・・・
皆さん、おはようございます。日曜日の朝です。
朝マズメのチャンスも不発。
瞬く間に日が昇ってきました。
日が昇って、ますますやる気が無くなってきました。
昨夜のイカダのお客さんたちは暗くなる前に帰られて、今日、新しいお客さんが
イカダに乗りました。渡船の船長もこっちを見ながらお客さんをイカダまで
運んでいます。
たぶん昨夜は私のことで話題になったのかも・・・
まだ餌も残ってるし、せめてアオイソメが無くなるまでやりましょか。
冷凍ユムシ+アオイソメの豪華セットでドボンと放りこみました。
すると・・・
こんな大きい針によく掛かりますわ。キスも嬉しいけどね。
オマエでは傷ついた心を埋めることはできません。
さらに・・・
コラーッ、エサ盗みに来たんか!! 海へ帰れ、このクソガキ~。嫌われ者の
磯ベラ野郎。
皆さん、こんな気持ちで釣りをしてはいけません。
神聖なる釣りです。
もっと自然と対話しましょう。
私をワクワクさせてくれるこの釣り場に感謝、ということで、ヒマですので
草取りでもします。
次回来た時に竿を気持ちよく出せるように。
夜釣りのときに、草の弦で足を取られないように。
すると・・・
あれれ、24cmのマコガレイ君をゲット。神様、ありがとうございます。
草やったら、なんぼでも刈ります。御奉仕いたします。
まあ、皆さん、この綺麗な景色を見て、ココロを入れ替えましょう。
日曜日のAM10:00、餌も無くなったので、撤収することにします。
ここから真岡の自宅まで550kmです。
ここからどんなに遠く距離が離れても、私はこの場所で竿を出し続ける決心です。
では、また。
あかいのん狙って、私はやってきますよ~。