漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2024.11.23 いままで躊躇してましたが確かめないと・・・  石川県珠洲市蛸島漁港

2024-11-23 23:05:32 | 海釣り

9月に奥能登に線状降水帯が発生して、元日に被った震災の上に、さらなる被害が重なりました。

山間部から土砂が一気に流れ出して、洪水を引き起こして、飯田湾へ流れ込みました。

当時のニュース映像では茶色い泥水が民家を圧し潰して、流されて山積みにされた木材で

漁港は埋まってましたが、あれから2か月が経過して、さて海底の様子はどうなんでしょうか?

カレイが乗っこんでこれる状態なのでしょうか?

 

金曜日の仕事を終えてから徹夜で運転して、深谷から500km離れた奥能登の珠洲市蛸島漁港に

到着したのは23日(土)AM4:30。

 

 

日付が変わる午前零時を過ぎてから北陸道の小杉ICで降りて、ガスチャージ。

これより能登半島奥への侵入は深夜に給油できるスタンドが無いため、しっかり満タンに

しておく。

そして先週の西海漁港への出撃のときに残った大量の青イソメを塩漬けにして持参したので、

今回は上州屋新高岡店で赤イソメ550円のパックを4パックと、1個220円のユムシ弾を5個

購入しました。

上州屋さんも11月までは週末24時間営業してますが、12月に入ると夜間は閉鎖、

今後は冬季のエサの入手が困難になりそうです。

 

蛸島漁港へ到着すると、

驚いたことに、7月に来た時には未だ更地だった漁港内に、無数の仮設住宅が建てられて、

被災された家族が暮らしていたことです。

下の写真の黒いコンテナボックスのように見えるのが仮設住宅ですが、トレーラーの

土台に乗せられたまま設置されて高床式住居みたいな形式までいろいろ並んでました。

 

そんな被災された人々の前で釣り座を構えるのはちょっと気が引けますが、

私だってカレイ釣りに人生を賭けて活動しているのです。

堂々と胸を張って4本の竿を投げ込みました。

 

 

 

 

でもねえ、漁港内はまだまだ危険地帯だらけです。

漫画でしか見たことのないような深い地割れだらけです。

 

 

 

 

 

 

 

車から竿先のアタリが見えるギリギリの距離まで車を寄せますが、うーん、やりにくいなあ。

4本とも遠投せずに、近投20mほどから、竿を軽く振って自然に飛んで行く程度の距離60m

の範囲で広角に投げ込んで、車の中からアタリを注視しました。

 

 

何処へ投げてもドロ底です。ブスッとオモリが底にめり込んで、さびくとやや重いです。

竿を立てるとオモリがズルーッと寄ってくる感じです。

根掛かりは皆無。

 

未明の暗いうちからスタートしましたが、生の赤イソメは小フグに瞬殺されて

すぐに素針になって戻ってくるため、持参した塩イソメを中心にエサを選択しました。

 

それと、今回からフグ除け赤パイプの上から、蛍光玉とカレイが好むLEDケミホタル赤色を

両方とも取り付けました。ただケミホタル赤のサイズが37mmしかなく、それを内径6mm

シリコンチューブで留めているので、かなりやぼったいです。25mmがあればもっとスッキリ

するのですが。

 

 

 

生より塩イソメのほうがエサ持ちは良いのですが、塩イソメが水分を含んでふやけてくると

やはり小フグの猛攻でした。一緒ですわ。

そしてケムシも一度だけ掛かりました。

 

でも、チャンスタイムが来るまで生イソメは温存しておきます。

 

 

開始2時間ほど経過して、そうそう、忘れてましたわ。

海の神様に御神酒をしておかなければ。

いつものように神様にはたくさん、私にはちょびっと。

 

 

 

気温は5℃ですが、強い氷雨が10分間隔で襲ってきました。

氷雨が来ると車の中で避難、止むとエサの付け替え、・・・なかなか忙しいです。

 

 

4本の竿を振り込んでは回収・・・繰り返していると、次第に晴れ間が多くなってきました。

 

 

するとどうでしょう。

幸せの虹が掛かりました。

 

俺には見えるぞ、復興の希望の虹が。

まるでファティマ第3の予言に現れたマリア様のようです。

 

 

 

しかし、

朝マズメのチャンスタイムは何も無し。

AM8:00~10:00ごろのカレイタイムも何も無し。

昼過ぎのPM13:00~14:00ごろの潮変わりの時間帯も何も無し。

 

カレイの気配無し。代わりにフグの気配大いに有り。

これではお手上げです。

PM14:00撤収しました。

 

やはり輪島丸の漁船軍団が停泊しないとカレイが寄ってこないのかな。