昨日の惨敗の後、いったん秘密のアジトに戻り、風呂、食事、睡眠・・・
冷え切った体に目いっぱいエナジーチャージを施しました。
先週にイシガレイを釣ったので、きっとマコガレイも居るはず・・・
ほんと、なんの根拠も無く、強い思い込みです。
そして執念深く、再び西海漁港へ出撃しました。
昨日と同じ現場にはAM4:00に到着。
満月の大潮なんですが、日本海側では潮の満ち引きは僅かで、日本海側の釣りは
潮の干満による時合いよりも、日照時間や天候に左右されることのほうが大きいです。
天候は昨日より更に酷くなっており、パチンコ玉ほどの氷(雹)がパチパチ音を立てて
弾丸のように降り注いできました。車の天井が凹みそうで、怖かったです。
雹や雪が10分間隔で降ったり止んだりの繰り返しで、止んでいるときを見計らって、
車から出て、せっせと釣り座の支度をしました。
じつは青イソメが大量に残っていて、塩イソメにしてしまうのも勿体なくて、
本日の午前中だけやってみて、その短い時間内で、全て使い切るつもりでした。
15号丸セイゴ針にイソメを5~6匹房掛けにして、4本の竿で広角に放り込みました。
この広い漁港を貸し切り状態です。釣り人は誰も居ません。
漁協も休みのようです。漁船も一隻も動きだしません。
AM6:00釣り開始。
AM6:00で気温1℃ 超寒いです。
エサのアオイソメが氷ってしまいそうです。
暖房を効かせた車から、4本の竿先に付けたLEDライトを注視してましたが、
強風で揺らされるだけで、魚からのアタリは見られませんでした。
雨が小降りになると車から出て、エサをチェックをして、打ち直してましたが、
昨日よりも確実に活性が下がっていて、仕掛けを回収しても針に刺したアオイソメが
ダラーンと伸び切って戻ってくるだけでした。
今日は豚さんもお休みか。
エサが齧られなければ、針に新しいエサを付け足せません。
それでもよく動くイソメを選んで無理やり針に付け足して、投げ込み直しました。
AM7:00
カーラジオから7:00の時報を聞いて、ちょうど雨が止んでいたので、
4本の竿のエサを交換しようとして、竿先を見たら・・・ん?・・・
右から2本目の赤い竿だけラインが大きくフケてました。
竿を持ってリールを5回転ほど回して糸フケを取り、ラインを張ると・・・
グゥゥと重たい感触が伝わってきました。
こ、これはもう、カレイでしょ。絶対にカレイでしょ。
軽く空アワセを入れてからリールをグリグリ巻くと、かなり重たい感触が伝わり、
コン、コン、と抵抗してきました。
魚であることは間違いなさそうでしたが、フグやアナゴかもしれません。
「お願いだから巻いている途中で浮いてこないで!! 」
掛けた魚は、海底を這うようにして足元まで寄ってきました。
足元で浮かすと、薄茶色のまだら模様のカレイが浮上してきました。
よっこいしょ、と抜き上げると・・・でっぷり肥えたマコガレイでした。
マコガレイ 37 cm ( メス ) 抱卵してました。
もうね、神様に感謝ですよ。ほんと、有難うございます。
2024年シーズンでマコガレイがやっと釣れました。
今日、もし、惨敗で終わってしまったら、日本海側でマコガレイを狙える場所は全滅で、
震災の影響、ほとぼりがさめるまで、今シーズンは能登半島から撤退するつもりでした。
本日、開始1時間で、最初からマコちゃんゲット。今がチャンスタイムかもしれません。
2匹目のマコガレイを狙って、アオイソメの房掛けを集中砲火、ガンガン打ち込みました。
すると、次第に竿先に大きなアタリが出だして、動きが車の中からでも、
はっきり見えるようになりました。
打ち込み直してすぐに竿先を叩くような大アタリで・・・
おっ?2匹目が来たかな?
竿を持って、期待してリールをグリグリ巻き取りますが・・・
残念ながら2匹目は常連客のブタ様 ↓ ↓
さらに、
3匹目もブタ様 ↓ ↓
どうやらブタ軍団を目覚めさせてしまったようです。
さらに
4匹目?かと思って、リールをグリグリ巻いて寄せてきたら・・・
昨日、力糸から切れて飛んで行った私の仕掛けでした。
回収できましたな。
AM8:00 ごろから天候が猛烈に悪化して、台風のように横風が吹き荒れました。
車がゆっさゆっさ揺らされます。
三脚が倒されるわ、竿が飛ばされるわで・・・これ以上の続行はムリ。
1時間経過しても小降りにならなかったため、釣りを断念しました。
深谷へ戻るのにも苦労しそうだし、マコちゃん1匹だけで大満足です。
2024年元旦の大地震以来、先週のイシガレイ、今週のマコガレイが釣れてくれて、
本当にありがとう。
私にはこの場所が、残された唯一の場所、頼みの場所なんです。
自宅からの距離がたとえ500kmだとしても、「あそこへ行けばマコちゃんが必ず釣れる」
確信の場所なんです。