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人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

気候市民サミット in 京都「気候危機とIPCCの気候科学」に参加して

2018-10-22 09:33:31 | ビジネス・教育学習
◇一昨日(10月20日)、認定NPO法人気候ネットワーク主催の表記シンポジウムが、京都の龍谷大学にて開催されました。
◇IPCCの研究メンバーでもあります、国立環境研究所の江守正多氏からの報告に始まりました。
◇先だってIPCCからの特別報告「1.5℃報告」が公表されました。
◇江守氏は、第5次報告のメンバーであり、今後発表される第6次報告のメンバーでもあります。
◇ただ、今回の特別報告「1.5℃報告」のメンバーではないようですが、勿論、内容には詳しいです。
◇そこで、シンポジウム聴講と言うよりは、江守氏のお話聴講ということで参加してきました。
◇でも、第3部での東京大学教授の高村ゆかり氏の国の地球温暖化対策長期戦略も非常に参考になりました。
◇この懇談会のメンバーでもあり、さすがに内容には詳しいし、分かりやすい説明で説得力がありました。

◇今まで、気候変動に関して、興味ある人と興味がない人とのギャップが大きかったと思います。
◇しかし、今年の日本での異常気象だけでなく、世界レベルでの異常気象は、共有されていると思います。
◇このIPCC「1.5℃報告」おいては、0.5℃上昇による変化が、予想以上に厳しいことを説明しているようです。
◇現状は既に1.0℃上昇し(産業革命時基準)、この0.5℃の差は、今後の大きな課題となりました。
◇もう、パリ協定を守ったくらいでは、我々は持続可能な地球に棲むことが出来ないようです。
◇日本の損害保険会社も、大袈裟かも知れませんが、事業存続の危機として取り組んでいるようです。
◇各分野の日本の大手企業も、地球温暖化対策はリスクではなく、競争力の源泉と捉えているようです。

◇国はようやく、この2年の石炭火力発電所計画を、今頃、間違いだったと気付いたようです。
◇世界では、石炭火力発電所の収束を図っているのに、日本は新しい計画を立てているのですから。
◇中国も、一旦は石炭火力発電所計画を保護したにもかかわらず再開しようとしているとのこと。
◇しかし、この2年間の間違った政策を元に戻すのは、実態としては大変な事のようです。
◇ある意味で、その位、地球は病んでいるということだと感じます。

◇今年の6月15日に、総理指示で「未来投資戦略2018」と題しての懇談会を開始したとのこと。
◇画期的な技術イノベーションに期待するのではなく、既存技術のコラボでの解決策の方向のようです。
◇確かに、AIと情報ネットのコラボ事例からも、その方向性が間違いではない気がします。
◇結果は分からないけど、画期的なイノベーションを期待しても間に合わない。
◇今ある技術の組合せで解決できるのではないかと言う方向性は、賛同したいと思っています。
◇また我々国民も、真剣に温暖化対策に取り組まないと、大変な世界を招く事になる気がします。

◇それには、我々国民も意識変革が必要だと思います。
◇パリ協定でいう「緩和策」ばかりを追及するのではなく、我々が「適応策」で何ができるかだと思います。
◇NHKの番組「チコちゃんに叱られる」じゃないけれど、「ボーと生きてんじゃねえよ!」
◇というところでしょうか?




2018年10月22日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
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