暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコ検定ワンポイント受験講座 No.7

2018-10-26 08:08:19 | ビジネス・教育学習
◇エコ検定受験講座における、気になるポイント整理「その7」です。
◇学生との演習を踏まえ、持続可能な社会に向けた政策と社会課題関連の問題を整理します。

◇ポイント①:エネルギー政策見直しにおける供給システムの理解
 ・原子力発電所、火力発電所などの大規模な発電所は、需要家から遠く離れた場所に配置される。
 ・周辺への環境汚染に加えて、発電時の排熱、送電時のエネルギーロスも考えなければならない。
 ・再生可能エネルギーによる発電は、地域でエネルギーをつくり地域内で使うシステムに適する。
 ・エネルギーの地産地消といえ、メガソーラやウィンドファーム等の大規模なものもある。
 ・デメリットとしては、供給システムが天候に左右され、不安定なことにある。
 ・そこで、地熱発電や、バイオマス発電への期待もかけられている。

◇ポイント②:環境政策に影響する現状のリスクへの理解
 ・騒音・振動・悪臭は都市生活型公害といわれ、規制基準が定められている。
 ・環境省の調査によると、振動に関する苦情が、現状は最も少ない。
   騒音は微増傾向2014年17,110件
   振動は増減があるが2014年3,180件
   悪臭は減少傾向だが2014年13,136件
 ・国内における一般廃棄物(ごみ)の1人1日当たりの排出量
   近年は減少傾向にあり2009年度以降は1,000gを下回っている。

◇ポイント③:第17回世界湖沼会議が10月15日(2018年)つくば市にて開催
 ・人間が湖沼と共生し、持続可能な生態系サービスの利用に関する方策を話し合う会議。
 ・2年ごとに開催され、滋賀県の提唱で始まった会議で、国内開催は4回目である。
 ・基になる国際条約として、1971年採択、1975年発効の「ラムサール条約」がある。
 ・会議でも、このラムサール条約で提唱された「ワイズユース」の道を探ることとしている。
 ・「ワイズユース」は、「賢明な利用」、「賢い利用」などと訳されている。

◇参考資料:毎日新聞2018年10月17日(大阪版朝刊より)

2018年10月26日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
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