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小正月行事

2015年02月15日 | 高野

夜、ドンドンと戸を叩く音がすると、わらの蓑(みの)をまとった「アマハゲ」です。

濁音で「泣く子は居ねえーがあ~」と叫んで家に入って来て泣き叫ぶ子どもを追い回す。

小さい頃は兎に角恐かった。恐ろしくて姿を見る余裕はなく、はっきりした記憶はありませんが、鬼の面というよりは顔に煤を塗っていたようだ。

ただ、母にしっかりつかまり、背にかくれて立ち去るのを待ったものです。

秋田県男鹿市は「マハゲ」として有名ですが私のところは「マハゲ」と呼んでいた。

「ナ」も「ア」も似たような発音で、ずっと訛と思っていた。隣町の国道7号沿い道の駅「にしめ」のあるところが「海士剥」という集落で「あまはげ」と読みます。(あまはぎではありません、また、日本海側は海女よりも海士です)

山形県遊佐町では今でも「アマハゲ」がやってくる。観光協会が温泉旅館に見学ツアー客を呼び込んでいるとか。

私の生まれ育った土地は昭和40年代まで、山形県酒田市の商圏にありましたので、やっと納得しました。

2015.02.22

高野 孝

コメント
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