今夏は天候不順ならまだしも、海風による濃霧。
毎日湿った空気と霧雨にウンザリでした。
無性に陽を浴びたくなり日本海へ。
東北・山形自動車道、月山花笠ライン、再び山形自動車道・日本海東北自動車道を経て国道7号:おばこおけさラインに出るとそこは日本海です。
笹谷トンネルを出ると空が高い。雨と晴の境界です。
山形と秋田の県境は有耶無耶の関(跡)となる。
国道沿いに"釜磯"という、小さい静かな海水浴場があります。
開場は8月13日までで、帰省中の家族連れらしき姿がありました。
砂浜や岩場のすきまから「ぽこぽこ」と湧き出す大量の海岸湧水を見ることができます。
鳥海山の恵みの一つは湧水です。
釜磯海岸は鳥海山から海中まで流れ込んだ溶岩で出来ているのです。
名物の岩がきの成育はこの海底湧水のおかげとのことで、真夏に販売されていて、生がき1個750円前後、特大は1,000円というところです。
砂浜に足を入れたり、散策し朝凪の中でしばらく磯の香りにひたって一眠り。
そして次の海水浴場へ向かいます。
2017.09.10
高野 孝