キューピーヘアーのたらたら日記

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『ベートーヴェンの生涯』 青木やよひ

2021-09-22 20:29:38 | 
ベートーヴェンの最晩年の数か月、

シントラーという人物が秘書を務めた。


このシントラーが実に奸智に長けた人物で、

ベートーヴェンの死後、

すべて自分の都合のいいように脚色して

ベートーヴェンの伝記を書き上げ出版してしまった。


その後、あまたの伝記が出版されたが

その多くがシントラーの書いた伝記に影響されていたため、

「気難しい変人」という偏ったイメージが

ベートーヴェンに付与され、

一般に定着するることとなった。



この本を読むと、ベートーヴェンという人が

気さくで、友情に篤く、機知に富み、

愛されるべき人柄だったことがわかる。



そうじゃなきゃ、名曲をいくつも続けて

世に送り出すことなんてできないよね。



本書はクラシックなんて何にも知らない

という人にもわかりやすく書かれた伝記で、

クラシック初心者の僕のいいガイドとなりました。


いい本でした。

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