この本は、平成12年に雑誌『anan』に一年間連載された
村上春樹のエッセイをまとめたものである。
若い女性が読者、ということは念頭にあったろう。
(作者は、それは意識しないで書きたいことを書いた、
と言っているが、、)
おそらく、春樹さんは、若い女性を相手にするとき、
こーゆー話をするんだ。
もてるんだろうな。
うらやまだわ。
大橋歩のエッセイもついていて、
素敵なエッセイ集 . . . 本文を読む
多分、今の若い子には読みやすいのであろう、
文学的修飾語の少ない携帯小説のような文体で、
淡々と肉体改造やサドマゾの話が展開していく。
主人公ルイの恋が切ない。
僕は、ルイがさまざまな体験を通して、
人間らしい健康的な生活を取り戻してくれることを
願っていたが、
物語の結末は、それとは真逆な方向に振れてしまった。
それだけに、とても衝撃的だった。
自分の知らない世界とは、そういう . . . 本文を読む
1986年発行の村上龍の短編小説集である。
若い頃読んだ本が、Yahoo! Auctionにもメルカリにも
出品されず、本棚で眠っていたのを開いてみた。
読み始めは、正直戸惑った。
僕のおぼろげな記憶によると、
これは良い短編集のはずであった。
なのに、犬を食べる会話や、
男娼が精液を飲み込んだ後、
匂い消しのためタバスコを舐め、
客もチン〇を咥えられたとき、
このほうが刺激 . . . 本文を読む