『酔った』
現代人とつきあいたくない
心が汚れるから
江戸時代の田舎のお百姓さんと
囲炉裏を囲んで
どぶろくを酌み交わしたい
酔ったあるじの
娘自慢なんかを聞いてね
現代人の知性とやらを火にくべて
その娘を嫁にもらってもいい
なんて
けしからぬことを
夢見ながら
ああ
酔った . . . 本文を読む
『母ひとり子ひとり』
「ともちゃん」
と呼ばれて
僕はうれしく
「なに?」
あなたが63年間
呼び続けた名前
ちゃんと覚えてるね
ってほめてあげたら
「わたしの息子もともちゃんなの」
がっくし
ちょ
ちょ
最近は
夫だったり
幼馴染だったり
僕のほうは
トイレ介助を忘れたり
入れ歯をはずしてあげるのをうっかり忘れたり
失敗もあるけど
そそいだ . . . 本文を読む
『水平線』
「国家なんて存在しない」
と想像してごらん
と
あの人は歌った
本当にそのとおりだと思う
あの歌は
真理だと思う
だけど
理想は水平線のように
いくら泳いでもたどり着けない
そこには
国境線が立ちはだかるばかりだ
きっと
ロシアの大統領は
ジョンレノンが嫌いだろう . . . 本文を読む
10年に一度の寒波到来。
福井も雪が降ってます。
こんな日は部屋を暖かくして
ぬくぬくと。
暇なのでママンにYouTubeの美空ひばり動画を見せました。
始まって10分くらいで
ママンはうとうと。
ソファーにママンを横にすると
そのまま気持ちよさそうにすやすやと
お眠りになりました。
僕はBLOGを更新したくなり、
でもPCが、、、、。
こん . . . 本文を読む
『ミックジャガー』
ミックジャガーのやらしい口
野太い女の古びたBARに棲む
酒びたりのクラウン
俺は男に生まれたから
抱かれるのは母性でいい
と
決めつけてきたが
もし
女なら
女なら
と
想う . . . 本文を読む
『アトリエ恵比寿』
恵比寿にいた頃
素描を習いに行っていた
その教室に
清楚で無口な彼女がいた
4Bの鉛筆を走らせながら
僕の夢は彼女ばかり描いた
夢ばかり見ていた
あの頃
主演女優は彼女
僕は
脚本家にもなれず
演出家にもなれず
役者にもなれず
無口な夢は
いつのまにか幕を引いた
もう
色褪せた遠い夢
あの頃は
僕も無口な男の子だっ . . . 本文を読む
『枯れる』
枯れてきて
素の自分を知った
そしたら
詩が書けるようになった
絵が描けるようになった
飾らないこと
力まないこと
求めないこと
休むこと
奥深い森に湧く泉のような
命の不思議 . . . 本文を読む
このアルバムは僕が中学生の時発売された。
金持ちの息子の家に遊びに行ったら
このアルバムがあった。
当時LPレコードは高価で
僕の小遣いではそうおいそれと買うことはできなかった。
「ストーンズは最高だよ」
という友だちの言葉と
立派なステレオから聞こえるストーンズを
指を咥えて聴いた。
月日は流れ
今や音楽はサブスクで好きなだけ聴ける。
音楽に飢える
. . . 本文を読む
『テレビ』
一人になりたい
色のない女と笑いあいたい
光のない子どもとかけっこがしたい
私の世界を好きなもので
いっぱい
いっぱい
飾ってみたい
饒舌な現代人よ
みんな消えてなくなれ! . . . 本文を読む
この3、4年
ひたすら激辛カップ麺ばかり食べていたら
(癖になるのね)
とうとう
臭~~~い屁ばかりこくようになり、
便も軟らか~~くなってしまった。
どうやら
腸内の善玉菌がやばいことになってるらしい。
さすがの僕も反省し
ほかのカップ麺を食べるようになった。
最近はコンビニに
いろんな個性的なカップ麺が置いてある。
ハズレもあるが
なかなか美味しいのに出 . . . 本文を読む