恥ずかしながら僕はジミー大西さんを誤解していました。
お笑い芸人としての彼を先に知っていたので、
芸能人が本業のかたわら才能を認められたんだ、
くらいにしか思ってなかった。
この画集を手に取りページをめくるたびに、
色鮮やかで元気いっぱいの作品の数々に圧倒されました。
原色を多用した鮮烈な絵。
描きこまれた生き生きとした馬や鹿が画集から飛び出してきそうである。
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ぶん殴られた。
ミロコマチコにぶん殴られた。
もの凄いパワーの絵本だ。
絵を描くということは物を写すことではない。
そんなものは写真を撮ってしまえば済む。
絵を描くということは自己を開放すること。
それは思っている。
思ってはいるが、
いざカンバスに向かうと委縮してしまう。
想像力がない。
才能に欠ける . . . 本文を読む
僕の父は電気絶縁材料の研究者で真面目に勤め上げたのだが、
若いころは建築家になりたいという夢も持っていた。
その夢は夢で終わったが、
休みの日など、
買ってきた方眼紙に家の設計図を書いて楽しんだりしていた。
小学生だった僕も父の真似をして
父の横で自分の夢の家の設計図を書いたりしていた。
当時の僕のこだわりは2階から出入りする家で、
図工の時間の課題に
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今日、ブックオフでこのマンガ本を見つけて、
家に帰って一気に読んでしまった。
僕は精神病当事者を35年もやっていて、
また放送大学で心理学や精神医学の講座をいくつも受講したので、
精神医療にはけっこう詳しいのだが、
そんな僕でもこの本はよく書けていると思ったし、
また勉強になることもたくさんあった。
精神病には重篤な病気が多い。
昔、同じ病棟に入院して . . . 本文を読む
装丁のセンスの良さに惹かれ読んでみた。
児童書であるが読みごたえがあり
大人にもおススメできる。
主人公:キャットは13歳。
両親は有名な俳優で、
仕事が忙しかった彼らは早々と育児放棄して、
キャットは幼いころに高名な精神科医である祖母(プタ)
に引き取られてずっと一緒に生活している。
二人は和気藹々と仲良く生活していたのだが、
これ以上高齢の母 . . . 本文を読む
1981年に出版され大ベストセラーになった名著。
タレント黒柳徹子が少女時代、
トモエ学園ですごした2年間が
優しい言葉で記述されている。
有名な本で読んだことのある人も多いと思うので、
今さら僕が駄文で美しい世界を汚すこともないと思う。
ただ、
ここには子どもを育てるということはどういうことか、
子どもの素質を引き出すとはどういうことか
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またブックオフで刀根里衣さんの絵本を見つけたので
買い求めた。
いつもながらの
繊細で可愛らしい絵に、
心温まる優しいストーリー。
この絵本で育った子供は
きっと思いやりのある優しい大人になるに違いない。
あらすじ
羊の兄弟は、
子どもたちに素敵な夢をプレゼントするのがお仕事。
今夜は一番下の弟が初めて夢を見せる日。
弟 . . . 本文を読む
面食らった。
第1ページが
人の背丈ほどあるワニが、
人間の女の人と腕を組んで繁華街を歩いている絵なのだ。
そして、読み進むと
そのワニはスーパーマーケットで人気者だったり、
同居している男の人の会社に行って
コピーを取ったり会議に出席したりするのだ。
何という奇想天外!!!!!!!
ちょっと
ちょっと
僕の頭が硬くなってしまったのだろうか????? . . . 本文を読む
先日、県立図書館へ行ったら
刀根里衣さんの展覧会を催していた。
その様子
全部、利根さんの絵本。
館内で読めます。
(図書館なので販売はしていません。)
不勉強なので、僕は利根さんを知らなかったが、
福井県出身の絵本作家で
ボローニャ国際絵本原画展などで受賞歴があり、
現在はイタリアミラノを拠点に制作活動を行っている
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ある国のある王様のお話。
毎日の日課のお勉強を終え休み時間になった王様は、
気分転換にお城の中をひとまわり。
ニワトリ小屋に来た王様は戸に鍵がかかってないのに気付く。
ほんのイタズラ心で戸をあけ放つと、
いっせいたくさんのニワトリたちが飛び出してきてお城はたいへんな騒ぎに。
ところが、王様はさっさと自分の部屋に帰って知らんぷり。
長新太の絵も素晴らし . . . 本文を読む
ボンボンは仔猫のときにももちゃんの家に引き取られた。
それ以来、
ボンボンとももちゃんはずっと仲良し。
でも、
ある日仔猫のすなこが家にやって来て、
ももちゃんはすなこに夢中。
ほったらかしにされたボンボンは
寂しくて寂しくてやりきれない。
宇野亜喜良の絵がきれいな素敵な絵本です。
この人はほんとうに絵がうまい。
人間が描いてるんじ . . . 本文を読む
絵が気に入って、図書館に並んでいた本書を手に取った。
ある動物園のかば舎での一日を描いたもの。
かばの絵がとても愛くるしくて可愛い。
巻末の作者紹介を見たら、
『くいしんぼうのはなこさん』の絵を描いた人と同じだった。
どうりで、
僕の好みにどんぴしゃだったわけだ。
『くいしんぼうのはなこさん』のレヴューはコチラです。
文を描いたのは岸田 . . . 本文を読む
お弁当箱にご飯をよそい、
おかずを一品一品詰めていく様子を描いた絵本。
母が作ってくれたお弁当に似ていたので
胸が熱くなった。
そう
こんなお弁当だった。
色とりどりで
いつも、イチゴかサクランボか
ほかのフルーツが入っていた。
中学の頃までは。
あれは、高校一年生の頃だったろうか、、、。
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お、漬け物の絵本だ!
面白そう!!!!!!!
と思って図書館から借りてきた。
読んでみると期待以上の内容だった。
キューピーは昨年10月から糠漬けを始めていて、
『ぬか漬けの教科書』という本のレヴュー記事も書いている。
リンクはコチラ
あの本は手っ取り早く糠漬けを始めたいという人には有益だが、
しかし漬け物の歴史や効能などについては触れていなかった。
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主人公:ソフィーが、お百姓さんをしている
おじいさん、おばあさんの家に遊びに行き、
畑仕事を体験する一年を描いた絵本です。
絵がとても丁寧で綺麗で、
作物の栽培についてけっこう詳しく書かれていて、
充実した内容で読みごたえがありました。
この絵本を描いたゲルダ・ミューラーさんは、
この時87才。。。。。。。。。。
うちのママンと同い年!!! . . . 本文を読む