図鑑に載ってない虫

一昨日の夜中、殺される夢を見た。

気が付くと森の中で、僕は鹿だった。

不意に人の気配がして、僕はとっさに

背丈の低いヤマツツジの木の陰に隠れた。

猟師が近づいてくるのが分かった。

ズドン、ズドンという音がして、

下腹が急にズシリと重たくなった。

それでもまだ、僕には意識があった。

猟師は仲間と二人で、僕の皮を剥ぎ、解体していった。

発狂しそうな恐怖の中で僕は目覚めた。


おどろおどろした出だしでごめんなさい。

『図鑑に載ってない虫』の感想だったね。


人間を一時的に仮死状態にする「死にモドキ」

という虫のエキスを伊勢谷友介が飲んで、

死後の世界を見てくるという、

要は死生観を問うているわけですよ、この映画は。

そいでもって、死後の世界も今生きている世界も変わんない

という結論に至るわけですが、

すると何か？僕の今も死後の世界でありうるという、

僕の漠然とした一種の妄想と一致するわけなんだなあ。


ほんだらもって、死後の世界を生きているかも知れない

今の僕にも老いはやってきてるんだよなあ。

そしたら、その先にある本当の死とは何ぞやという話にもなる。

何ぞや？と、前世が鹿のぼくは尋ねるわけだが、

映画はそれには答えてはくれない。



☆------笑ったところ、ベスト５

１．コロネが食べコロネ

２．日朝海底通路計画

３．サロンパス吸ってんの

４．チュッパチャップスさん

５．チョロリ（ふせえりはきっと面白い奥様なんだろうなあ）


☆------おまけ

出だし、僕の大好きな水野美紀ちゃんが、めちゃめちゃ

イジられてたのは、ちょっと痛かったぞう！

三木監督、そこまでするかー？！