母と大げんかをした。
でも、37年間言えなかったことを言えた。
泣きながら、まるで10歳くらいの子供のように訴えた。
母も泣いた。
私の心の中にあった小さな私はやっと母を許す気になった。
母は知った。
私の奥にある自分への不信感の理由を知った。
そしてどんなに私と弟を傷つけ、私たちにどんなに愛されていたのかも知った。
いろんなことがつながった。
母は泣いた。大声で泣いていた。「ごめんね」と言った。
そして私の中の小さな私は、やっと時間が進み始めた。
こんな母に謝って欲しい人がいる。
母も多分そう思っている。
母の夜明けはもうすぐで、母のわだかまりが解けた時本当に晴れ晴れとなるんだろう。