ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

思い癖につかまる人

2010-06-19 | 私のお仕事(本業)

私の知り合いにお店を経営している人がいる。
彼はいろいろ人に助けられて開業することができた。
でも、今その店は思うように運転ができていなくて彼はお世話になった人たちに申し訳ないと思っているようだ。
その上自分の身の上も悲観するようになって、「こんな自分で申し訳ない」と言うようになった。

お店を開いても恩を返すことができず、結婚もせず、40歳を過ぎてしまっても先が見えない。そう思うようになっていた。

思いつくことは見よう見まねでやっていた。
パソコンも覚えたし、手作りでチラシも書いてポスティングもした。

それでもお客さんに恵まれずに経営は厳しいままだった。

彼はブログの中で愚痴をこぼすようになった。

私はずっとそういう彼の状態を見ていて多少気の毒になった。

お店を褒めてくれる人の声を耳にしたら教えたり、お店のイメージアップになるようなコメントをつけたり元気が出るようにといろんな声がけを私はした。

でも彼は「でも経営は厳しいのは現実です」と打ち消した。

そ れなら私はこう思う。そこばかり拾い続けて何になるんだ!そう、それは現実。だからってそこだけ自覚して、褒めてくれる人も認めないでどこか甘えているん じゃないか!「自分はこんなに頑張っているのにどうしてお客さんは来てくれないんだ」とそう思っているんじゃないか。本当にやりきった状態と言えるのか。

ブログという誰でも閲覧できてしまうネットの中で、お店の名前を掲げているのにそこで愚痴を書く。それもリアルな「ひまです」と。

あの言葉で私が今まで応援した気持ちがどれだけ傷ついたことか。

私たちから見て一流企業の社長という人たちがそんなにラクをして今があるはずがない。まれにそんな人もいるかもしないけど、人一倍の努力があって今があるのだと思う。

先日、一人の社長のことを取り上げて記事にした。

その内容には私の気持ち「みんな形を変えて何か負の部分を持っているけれど、それに飲まれない努力と結果で自分を信じているんだ」ということが込められていた。

甘ったれて誰かに期待して、そんなことで立ち直れたらみんな立ち直ってる。

自分に足りないのは何だろうと思うことも大事だ。でもどうして自分を選んでくれたんだろうということを伸ばすのはもっと大事だと思う。

自分に降り掛かる仕打ちを思い癖にして、財布のように持ち歩いて、2度も3度も自分を傷つけているのはまわりじゃない。自分がしたことだと思う。

コメント
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