交通事故で、シッポだけ車にひかれるという大惨事のうちのお兄ちゃん猫しーちゃんのシッポは、とうとう回復不能ということが判明。
そしてミイラ化してしまったという現実も判明。
切断と言うことが決まりました。
しーちゃんを連れて病院へ・・・
「月曜日に手術しますね」
優しそうな先生なのでしーちゃんも診察台で眠りかぶる程のリラックスでした。
「じゃあお願いします」
そういって行こうと立ち上がった時に大事なことを思いだした!!!
「すみません。うちには結構大きくなった子猫が2匹いて、母猫が相手してくれないのでこの子に甘えておっぱいを飲んじゃうんです。だからおっぱいが腫れてると思うんだけどそういうことなので病気じゃありません」
先生も看護士さんも特に問題ないような顔をして
「ああいますよ。大きくなってもおっぱいを飲んでる子」
とサラリと言ったので
「違うんですよ。この子の方なんです。この子、男の子なんです。」
その瞬間、看護士さんの目が点。先生は苦笑い。
みんなでお腹を覗いてみると、吸われた痕跡が残ったしーちゃんのおっぱいが。
先生、さらに苦笑。
「なんででしょうね・・・やればできると思ったみたいで・・・・」
オスなのに母性に目覚めている。そんなしーちゃんのことを子猫たちは待っています。
きっと今頃、しーちゃんのシッポは短くされてしまっているでしょう。
明日には帰って来ます。
エリザベスカラー付きしーちゃんをきっと怖がるだろうなあ。
でも、痛くてもおっぱいをあげたしーちゃんのことを嫌うなよ。子猫たち。