ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

その後

2023-09-15 21:01:54 | 暮す

昨日10月中旬までのシフトが張り出されていました。なんとポストを失うことなく2日間休めるように組んでありました。ボスにありがとうございますとお礼を言うと できる限りのことはしたとのお返事でした。ただし お主やるなと思ったのは 私と気が合い仕事を譲っていたSさん( Sさんは仕事を増やしたい 私は減らしたいで利害が一致)と組む日が激減どころかたったの一日。以前に やはり気が合う二人の同僚が引き離されたのを耳にしていたので これは従業員同士の団結とはいかなくても反組合の対策かと疑いました。為政者にとって下々のものが団結するのが一番怖い、あの手この手で下々にくだらない格差を植え付け貶し合いに持ち込むのが一番。だから基本的に私は自分が自分の暮らしと人生を生きてれば良いので他人の生き方とか考え方を批判する気はないです。相手を批判したところでそれが当たってるにしてもそれで人が変わるとは思えないので。私が音楽を好きなのは聴くものを批判しないからです。人間の喜怒哀楽を奏でてるだけ。それだけで慰めたり勇気を与え 生きてるって楽しい あちらにもこちらにも美しさが散りばめられていると感動させてくれるからです。

さてユングは面白い。姪が母親と同じモントリオール大学で心理学を学んでるのですがユングを知りませんでした。クラスメートの心理学の先生もケベックではユングを教えないとのこと。何故って聞くとユングは自分で自分を治してゆくAUTO GUERISONのメソッドで お医者さんに頼りお医者さんが治すのではなく患者さん自身が自分の中にある治癒エネルギーを引き出すメソッドだからです。 お医者さんはあくまで患者さんのお手伝い あるいは患者さんと共に自分も成長してゆくというものです。つまりお医者さんが患者さんを導くという主従関係を逆転させるからだそうです。

読んでて面白いと思ったのは(AVENIR ET PRESENT) ユングは平均ということを批判します。例えば貝殻の重さの平均は何グラムとか言ったところで その平均の貝殻などどこにも見つからないというのです。一人一人違うということを叩き込まれます。あるじゃないですか、平均的な中産階級とか、平均的な暮らしとか、、、、これにどんだけ振り回されてるか、という私も結構振り回されます。消費を促すイメージ戦略であるかもしれないと疑わないですよね。与えられたイメージが人生の目標のような。本当に自分が望んでる暮らしがどんなものかわからなくさせる。

例えば義家族で私たち夫婦が一番生活レベル低いです。義家族の家を訪問した後我が家に戻るとみすぼらしく見えます。衣食住足りてるのに何が不足してるというのでしょうか。お隣さんのご夫婦は素敵なお家に住み優雅なリタイア生活をエンジョイしてるのに自分たちを貧しく感じると言います。というのもお付き合いしてる方々はファーストクラスで旅行するのに自分たちはエコノミーだからだそうです。おったまげー。ユングを学びながらこういった人間の側面にどう向き合うのか、、、

授業であたふたしてる夢を見ました。落第が頭をよぎります。最善を尽くすのみ。


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