ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

立ち仕事終えての帰路や釣瓶落とし

2021-10-02 17:57:58 | 暮す

急に秋が深まり夏ものをしまい秋冬物の出番です。

先日夫が3日間出張で不在中 一緒に働くアフリカトーゴー出身のアゾさんを朝食に招待しました。食後一休みし 職場に近いアパートに引っ越したいと言うので一緒に探しにゆきました。同じ移民として働く辛さ(私は年季が入ってるのでへっちゃらだけど)を少しでも分かち合えたらと思ったのですが とんでもない 刺激を受け逆に励まされたのは私の方です。

トーゴーは失業率が高く 高学歴でも職に就けずアゾさんも生きるために仕事さえあればなんでも働いてきたそうです。秘書 農業 絨毯機織り ホテルでの皿洗い エトセトラ。高校教師の夫と一人娘さんをもうけながら離婚 工業デザイナーとして働く10年ほど前に移民した弟夫婦を頼っての移民です。今 仕事を見つけ間借りしている弟さん夫婦の自宅からアパートに移り できれば来年早々にでも娘さんを呼び寄せたいと書類の準備してます。

彼女もあちこちに履歴書出しても返事さえなく やっと採用されたのが今の職場。真面目で気質が穏やかで言われるがままにOUI OUIと働くアゾさん。辛くないかと聞くと 全て覚悟してきているし私は働くために移民したからとのお返事。彼女が受けている屈辱を知っているので  (人種差別だよね 私は年齢差別だけど) あれこれお局さん達やクソガキ(小生意気な高校生アルバイト)について話しながら 彼女 こう言ったんです。

私は誰も怖くない 自分が受けた教育(父親は部族の首長とのこと) 生きた経験は あの人達に遥かに勝ってるからと。

そういえば 彼女は礼儀正しく年配の私が教えられること多いです。お局さんとクソガキへの対応戦略を話しながら学ぶこと多いにあり 昨日早速実践したら効果大です。一回 強気でお局さんに言い返したら上下関係から同等までレヴェルアップです。おまけに結構仲良くなったりして 冗談言い合える様になりました。いつまでも舐められっぱなしは良くない。平和主義も良いけれど偶にはガツンと言い返さないと。

というわけでなぜか彼女から元気を貰い菜園の後始末はかどりました。球根を掘りあげ ケールの葉をオーブンで乾燥させ ゼラニウムを取り込んだりエトセトラ。

働くばかりもあれかなーと読みたい本や聴きたいCDをあれこれ注文し届いても全て手付かず やっぱ年だなー。

 

 


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