心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

戦後工業化と輸出重視で日本は経済成長した

2021年05月16日 | 世界
この経済成長の資産を食いつぶしているのが現在だと思います。一番心配な点が食料生産の軽視です。輸入できるということに甘えて、お米の生産は減る一方です。まだ輸出力がありますが、輸出力は弱くなる方向です。現在技術開発・生産を軽視しているからです。政府も人々も第三次産業で日本は発展すると思い込んでいます。

しかし、いま確実に日本は貧困化しています。庭なし狭小住宅が増えていることがその証拠です。経済成長しないという不安があり、若い人々は庭なし狭小住宅で我慢しています。ちゃんとした住宅に住みたいという願望が弱いと思います。貧困に甘んじ、家庭をつくる自信がない人が増えています。なにくそと頑張る動きがありません。

政府は大赤字なのに人々に給付することばかり考えています。生産環境を改善して、人々に生産してもらい、大いに稼いでもらい、ちゃんとした住宅に住んでもらいたいという政治意欲がありません。貧困層拡大をしょうがないと受け入れ、保守的になっています。

この調子で輸出力が弱ると、食料輸入力が弱ります。生きることは食べることと言ってもいいと思います。食料不足に苦しむようになると人々は生きる元気を失います。じり貧です。国内生産を拡大することができません。社会が混乱し、人々の思いを生産に集中させることができないからです。

まだ輸出力がある今から、第一次・第二次産業復活の長期計画を立てるべきです。現在輸入しているもので国内生産できるものはないか、国内生産で代替できるものはないかという思考がだいじと思います。実用化率が低いと思っても技術開発に投資する執念が必要です。輸入すればいいという安易な考えを捨てるべきです。輸入できなくなるからです。

(注)観光立国とか、カジノを含む統合型リゾート建設とか、外国人の富に依存するような発想で日本経済が発展する訳がありません。自民党・公明党や菅義偉内閣の政治は日本の衰退を加速します。
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