たかだか30%台の国民支持率で自民党が政治を担当できるのは、約50%の無党派を代弁する政治家がいないこと、自民党と対立する政治家を利用して自民党を牽制する民主主義的手法を行使しない政治無関心派が多いことなどが原因だと思います。
日本の民主主義は人々が苦労してつくったものではなく、敗戦で軍部の権力が崩壊し、アメリカの指導と一部の民主主義者の努力で作られました。上から与えられた民主主義でした。未熟な民主主義だと思います。
自民党(自由民主党)は名前は素晴らしいが、30%台の人を代弁するだけの政党で、大半の人を代弁する政党ではありません。野党が無力であることに安住して大半の人を馬鹿にし、支持者と組んで実質自民党独裁体制をつくっています。菅義偉内閣は国民に説明しないのではなく、説明できないことをやっているというのが事実だと思います。
最大の問題は大半の人が政治に無関心なことです。現在の日本の知的水準は決して低くはないと思います。政治は政治家だけが考えるものではありません。自分が考えるものです。政治を議論すると喧嘩になるからしてはならないという教訓がありますが、「議論しない」が「考えない」になってしまっていると思います。
現代は政治家の考えに関する情報収集は容易になっています。自分の幸福に関係することです。政治について大いに考えましょう。
憲法については総理を国民が選挙で選ぶように改正すると人々の政治関心度が上がると思います。国の戦争の放棄は不磨の大典と思います。世界最先端の法と思います。世界法にしていい誇るべき法です。それを捨てると言うのですから自民党は後退、堕落です。外交能力が低いと思います。