心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

戦前をなつかしむ老人の思いは実現しない

2021年09月10日 | 世界

戦後の平和・民主主義に掉さして戦前復古を狙った人がおおぜいいましたが、その思いが実現しないまま、老人になり政界から消えつつあります。

特に安倍晋三氏は、憲法はアメリカに押し付けられたものと言って、全力で憲法第9条の改正を主張しましたが、大半の戦後派は、戦争放棄は的を射ている、世界に通用すると思って安倍氏の笛に踊りませんでした。自衛隊設立、防衛力拡充は大幅に進み、強大国並みの防衛力を持つに至ったが、大半の国民は、文字どおり防衛のためと考え、アメリカの戦争に参加することを拒否しています。アメリカとの同盟、集団的自衛権の行使などにだいぶ甘くなってきたが、国民は自衛隊員がアメリカの戦争に加わることに強く反対しています。

そうこうしているうちに戦前をなつかしむ老人がどんどん消え、戦後の自由平等平和の価値観で育った人々が主流となり、戦前復古主義の老人の思いは実現の確率が下がりました。

若い人の中に軍事力の拡充を望む人がいますが、戦前に見られたような戦争の高揚感はまったく観察されません。折しもアメリカがアフガニスタン戦争、イラク戦争、シリア内戦干渉などに失敗し、世界一の軍事力も色褪せてしまいました。若い人の間で軍事力重視が主流になる確率は小さいと思います。

経済交流を重視する外交が世界の主流です。昔をなつかしむ老人はいつしか時代遅れになってしまいました。

戦後の自由平等平和の価値観で育った現代の人々は、タブーを気にせず、自由に発言するようになりました。近年皇室に関する人々の発言が自由活発です。これらの発言に皇室の人は耐えられないのではないかと思います。皇室の人は国民化しないと平安に生きられないのではないでしょうか。

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