鶏の刺身3点盛りのご説明を。
左から「白レバ」「むね肉霜降り」「砂肝」
手前から「ハツ」「ささみ」「レバ」
「むね肉霜降り」は、大根おろしの入ったタレで、
他はわさび醤油でいただく。
ここの醤油は「たまり」らしく甘い。
これが刺身の味を引き立てることになるのかは疑問だった。
ちょっとだけ付けて喰うか、
一口目はなにも付けずに肉自体の甘味を味わうのもありかと。
「白レバ」はトロトロで、ウメ~!
「むね肉霜降り」はちょっとビックリしましたね。
上品な白身魚の刺身を彷彿としました。
むしろ「たまり」で喰うべきは「むね肉霜降り」だったかと。
「砂肝」「ハツ」は、新鮮な素材の持つコリコリ食感と、
内臓肉独自の滋味を味わえる。
ダメな人はダメな一品かも知れませんが。
「ささみ」はネットリと口中にまとわりつく感じがいいです。
臭み、脂感がまったく無い、
ダイエッターやマッスラーにオススメの部位ですね。
すべての刺身は軽く「湯引き」してあって、
昨今の「生肉問題」もクリアーされているので、
みなさんも安心して喰えますよ。
わたしは「純生」の方が好みでやんすが。
刺身3点盛りは4人で2人前は量が多かったかな、と思いましたが、
皿ごとに違う部位を出してくれたことで、
結果6点盛りとなり大満足。
1人前1,200円という値段もお得感満載だった。
さて、
全員が鶏刺しに舌鼓を打っている最中、
予めまとめて注文していた焼き物が続々とやってきた。
例によって写真写りがよろしくないのですが、、、
本日の希少部位その1「はらみ」(だったかなぁ・・・)
鶏の「はらみ」ってのは初めて喰った。
脂が乗っていてジューシーだったな。
「白レバ」
刺身もいいけどレアに焼いたレバは、
中がトロってして最高に旨いですね。
本日の希少部位その2「つなぎ」(だったかなぁ・・・)
心臓と肝臓の「つなぎ」の部位。
うなぎの肝のようなトロッとした食感の逸品。
脂も乗っていて日本酒に合わせて喰ったら最高だろうな。
本日の希少部位その3「背肝」(だったかなぁ・・・)
鶏の腎臓。
ここまでの「背肝」は喰ったの初めてです。
「つくね」
なぜか、串の根元にネギが刺さっていた。
そのネギは真っ黒になっていたので、
喰わせるためというよりは「つくね」を旨くする目的のための
工夫だったんだろうと思った。
「つくね」はたぶんナンコツや根菜系の野菜が練りこまれた凝ったもの。
他の串のインパクトが強くって、印象が薄いが、
「つくね」好きにはたまらない逸品のハズ。
串物は希少部位だけは150円で、
他は130円と驚きの安さ。
おっと、
忘れてはいけない、
↓これ!
「煮込み」
「煮込み」を喰った時点では、けっこう酒が回ってきていたので、
じっくり味わうことが出来なかったんだけど、
コクがあって旨かったな。
この時点でかなり腹がいっぱい。
4人ともガンガン呑むメンツなので、
ホッピー中お替り連発でけっこう酔っ払い。
とても〆で「鶏玉丼」や「鶏スープ茶漬け」を喰う余裕無し。
1時間経ったあたりで店のおにいさんが、
「そろそろ下げさせていただきます」と刺身の皿を下げようとする。
↑ルール通りだ!
食い意地の張ったオヤジたちは、
「あぁぁぁ~、待った待った!」
と少しずつ残っている刺身に手を伸ばす。
スミマセンねぇ。
お店のおにいさんは、とても感じのいい若者で、
気持ちいい接客でした。
おにいさんがフロアーをひとりで切り盛りし、
職人風情の店主(やはり若い)が厨房をひとりでまかなっている。
中野駅から家に帰る途中にある店なので、
今度は遅めの時間に予約無しでふらっと入って、
喰いたいものだけサクッと喰って帰る、
という使い方をしてみたいな。
席が空いてレバね。
でも、
値段的にもそんな使い方が適した店だと思うんだけどな。