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世界は緊迫 日本は平時のドタバタ 残念過ぎる衆院選を追う

2017年10月05日 06時33分27秒 | 日記

世界は緊迫 日本は平時のドタバタ 残念過ぎる衆院選を追う

世界は緊迫 日本は平時のドタバタ 残念過ぎる衆院選を追う

 

 

民進党が割れた。国民に絶望された民進党を、看板だけ掛け替えようとした「希望の党」。救いの手に漏れた絶望組、元閣僚たちの「立憲民主党」。政権交代を成し遂げてくださった暁には、あの見事な民主党政権の二の舞になることだろう。

 

東京都知事で、希望の党の小池百合子代表は「次の次」くらいの出馬だそうである。一体いつまでこの党が持つのか知らないが、出るなら「今でしょ!」と思っていた有権者からは、落胆の声が相次ぐ。どうやら政権交代を目指さない新党立ち上げだったようだ。

 

安倍晋三首相の顔色も悪い。惨敗した東京都議選の悪夢がよみがえる。数千票差で当選してきた小選挙区の約50議席と、比例の40議席程度、最大90議席くらいを失うだろうとの報道もある。最悪、自民単独では過半数を割るかもしれない。野党の混乱を狙ったつもりだったが、とんだ「自爆解散」になった。

 

どうして政治家は、いつも自分の生き残りのことしか考えられないのか。

 

北朝鮮の水爆保有やICBM開発成功がこの国にとって何を意味するのか、政治家は本当に理解できているのか。

 

世界史的、地球儀的にみて今どのようなことが起きていて、日本にはどのような政治が求められているのかということが、本当に分かっているのだろうか。

 

 

政治家の「誠(まこと)の心」はいかに

衆院解散を正式に表明した安倍首相(写真:アフロ)

そもそも、今回の解散総選挙には、与党にも野党にも、誠(まこと)の心がなさそうだ。

 

栄誉ある野党第一党の代表に選ばれたのに、就任一か月で党を売りに出した前原誠司氏。あまりに情けなかったのではなかろうか。男としての意地を見せてほしかった。

 

東大法学部を出て検事まで務めたのに、税金を使って不倫していた山尾志桜里議員。「事実と違う」と訴えながら行脚しているが、それで有権者に通じると思っているのだろうか。

 

民進党のモラルのなさを利用したのは安倍政権。かつての自民党の首相なら、「モリ」「カケ」騒動で首を取られていてもおかしくなかった。2021年まで総理を続けて佐藤栄作を抜く歴代一位の長期政権を目指したいのは分かるが、消費増税によるアベノミクス失敗は明らかだ。

 

都知事でありながら、国政政党「希望の党」の代表に就任した小池氏(写真:アフロ)

希望の党の小池氏も、勢いとイメージだけで大勝を手に入れようと、日本一の大天狗へ驀進中だ。「金なし、組織なし、政策なし、実績なし」。"しがらみのない政治"とは、要はそういうことだろう。

 

自分で作り上げた組織でもない民進党のカネと組織を利用して、カッコウの雛のように成長する。果たして永田町のタヌキ・キツネを非難する資格があるか。安保法制に必死に反対してきた民進党員に、党費を返してあげるべきだ。

 

見渡しても、自分の野心のために戦う政治家、自分の生き残りのために戦う政治家ばかり。

天下国家のために身を投げ出すような、私心のない政治家はどこにいるのか。

「多くの人の上に立つ者ならば、それだけの責任を背負わなければならない」と考える政治家は、どこにいるだろうか。

 

 

世界はすでに戦争秒読み、国内の報道はいつもの選挙騒ぎ

世界の他の指導者らは真剣だ。トランプのアメリカも、習近平の中国も、プーチンのロシアも、一瞬の気も抜かずに北朝鮮の動向を注視している。この9月以降でも、メキシコ、ペルー、クウェート、スペイン、イタリアと、北朝鮮大使を追放する国が相次いでいる。

 

イギリスの王立防衛安全保障研究所は9月28日、「アメリカと北朝鮮との軍事衝突が現実味を増している」として、各国にあらゆるシナリオに備えるよう警告した。朝鮮半島・日本近海での大規模戦争勃発は、世界ではすでに秒読みに入っている。

 

一方で、戦争の当事者でもあろう国が、首相の公私混同の疑惑隠しのために国会を解散し、都知事の野心によって国政を引っかき回されているのだ。哀れという他はない。

 

 

危機のリーダーシップ

去る10月1日、幸福の科学グループの大川隆法総裁は、現代の日本に求められている政治家について、講演会でこのように述べた。

 

上/アドルフ・ヒトラー、下/ウィンストン・チャーチル(Wikipediaより)

第二次大戦において、『ヒットラーという人にどこまでの野心があるかを見抜けたか、見抜けなかったか』ということは、ヨーロッパでは大きな問題ではないかと思います。

 

そのヒットラーについて、イギリスの首相を務めたチャーチルは、『ヒットラーは、ポーランドや、石炭や鉄鉱石が出る地域だけを占領すれば、それで満足するような人ではない』と、早々と見抜いていました。そのため、徹底的に交戦し、『絶対に降伏はしない』ということを貫いたのです。そうした信念の政治家がいらっしゃいました。

彼の信念がなかったら、イギリスも亡びていた可能性は極めて高いでしょう。

 

(中略)当時、チャーチルは、『国防を充実させて、ドイツに対抗できるものを持たないと、この国は亡びる恐れがある』と言い続けていたわけですが、実際に空爆が始まったら、チャーチルが選ばれたというようなこともありました。

 

そのように、本当に爆撃が始まるまでわからないというのが人間の愚かなところであり、危機のリーダーは、そういうことが"始まる前"に見抜いているわけです。チャーチルは、相手の人間の筋から、『どこまで欲があるか』ということを見抜いていました。

 

(中略)こうした危機の時代には、やはり、信念を持った人が政治家にならなければいけないし、『人物を見分ける技術』も必要だと思うのです。

その意味で、とにかく選挙に勝てばよいとばかりに、票集めばかりを考えるとか、『ポピュリズム』のようなものに走ったりするというのは、はたしてどうなのでしょうか。」

 

「したがって、この世の中で選ばれてエリートになりしものたちは、それだけの『自己犠牲を払う精神』が必要だと思います。

やはり、『自分を犠牲にしてでも多くの人を救いたい』という気持ちを持った人に国会議員等になってもらわなければ困るのです。

 

また、そういう心を持つためには、神仏への信仰心がきちっとしていなくてはなりません。『自分が偉ければいいんだ』、『自分がとにかく偉いんだ』、『官僚よりもっと偉くなれるから政治家を目指すんだ』というような考えだけの人であれば、たとえ、いくら票を入れて当選させ、大臣にしたところで、どうせ悪いことばかりするでしょう。神仏の前に謙虚で、人々に愛を押し広げる人たちをえらんでいかなくてはならないのです。」

 

「そのためには、『清潔で、勇断できる政治』が大切です。そうした危機のリーダーシップを発揮できる人たちを選んでいかなければなりません。

今回の国政選挙について、『政権選択選挙』などと言っていますが、あんなものはまやかしであって、もはや信じられない思いです。

 

やはり、民度を上げなくてはいけないし、啓発し、啓蒙しなければいけないでしょう。『本当に必要な人はどんな人なのか』を言わなくてはいけないのです。」(*1)

(*1)2017年10月1日、幸福の科学・名古屋正心館での法話にて。『危機のリーダーシップ』(幸福の科学出版刊)所収。

 

幸福実現党の街宣活動

思えば8年前、2009年の夏。8月末の総選挙を控え、北朝鮮の核・ミサイル問題に対して警鐘を鳴らし続けてきたのは、幸福実現党だった。

 

「あの時に、有権者やマスコミがもう少し耳を傾けてくれていれば」

幸福実現党の支持者たちは、そう思い続けている。

 

北朝鮮がICBMや水爆を保有してしまう前に、いろいろな手段はとれたはずなのだ。海上封鎖、独自の経済制裁、軍事施設へのサイバー攻撃。あるいは、日本にミサイルを落とさせない防衛装備を備えることができていた。平壌を無血開城させるタイミングは何度もあった。

 

朝鮮半島で千万人単位の死者が出る時期が迫っている。日本にミサイルが落ちれば国内でも百万単位の死者が出よう。

 

狼に牙を生やし、ここまで増長させたのは、大国ながらあまりにも無防備すぎた日本の責任だ。

 

そして、日本がアジアの警察であることを放棄し続けた、日本の国のリーダーたちの責任なのだ。

 

もう走り始めてしまった選挙。有権者はどのようなリーダーを選ぶのだろうか。どのような政党を選ぶのだろうか。

 

日本の国の、存亡がかかっている。

(川島一朗)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『危機のリーダーシップ いま問われる政治家の資質と信念』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1928

 

【関連記事】

2017年9月28日付本欄 【衆院選2017】幸福実現党が掲げる「大義」とは(その2)「自分の国は、自分で守れ。」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13578

 

2017年9月27日付本欄 【衆院選2017】幸福実現党が掲げる「大義」とは(その1)無視されてきた「警告」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13572


マレーシア航空370便で最終報告書「見つからなかった」真相が未解明のまま幕引きか

2017年10月05日 06時30分18秒 | 日記

マレーシア航空370便で最終報告書「見つからなかった」真相が未解明のまま幕引きか

マレーシア航空370便で最終報告書「見つからなかった」真相が未解明のまま幕引きか

 
Ryan Fletcher / Shutterstock.com

 

《本記事のポイント》

  • 370便を捜索していたオーストラリア運輸安全局は、未解明のまま最終報告書を発表。
  • 8月には、同便の残骸をマダガスカルで捜索していたマレーシア領事が暗殺される事件も。
  • 同便の行方不明に責任のある政府や関連企業は、情報を公開し真実を明らかにすべきだ。

 

乗客乗員239人を乗せたクアラルンプール発北京行きマレーシア航空機370便が2014年3月に消息を絶ってから、3年半が経過した。

 

捜索を主導したインド洋の捜索対象の北側約2万5千平方キロに墜落した可能性を強調した上で、結果的に同機を発見することはできなかったとする最終報告書を発表した。

 

同局は、いまだに同機に何が起きたのか未解明であることについて「毎日1千万人が商用機に乗る時代に、機体と搭乗者がどうなったか分からないのは、ほとんど想像を超えており、社会的に受け入れられない」と指摘している。

 

2017年1月に同機の捜索は打ち切られ、新たな証拠が出てこない限り、「航空史上最大のミステリー」は未解明のまま幕引きとなる。捜索の打ち切りの後も、乗客の家族らは民間企業などと協力して捜索を続ける意志を表明している。

 

この行方不明事件が起きた後のマレーシア政府やマレーシア航空の対応には、さまざまな不可解な点があった。本誌2017年6月号特集「マレーシア航空370便 謎の行方不明から3年 誰が何を隠しているのか」では、この航空史上最大のスキャンダルに迫った。

 

(関連記事)

本誌2017年6月号(ウェブ短縮版)マレーシア航空370便 謎の行方不明から3年 誰が何を隠しているのか

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12968

 

その要点を言うと、「370便はハイジャックか機長の問題で正規の航路を外れ、南インド洋に飛行を続け、そこで墜落した」というマレーシア政府が発表した内容には説得的な根拠がなく、同便は機体に不具合が起き、消息不明になった地点である南シナ海に墜落した可能性が高いということだ。

 

 

機体の残骸収集のマレーシア外交官が暗殺

2017年8月末には、370便の残骸を集め、調査していたマレーシアの駐マダガスカル名誉領事が、同国の首都アンタナナリボで暗殺されるという事件も起きている。

 

英紙デーリー・メールの9月1日付報道によると、暗殺された領事と同じく370便の残骸の収集活動を行っていたアメリカの弁護士は「領事はマダガスカルで同便の残骸を集め、現地で見つかった残骸をマレーシアに送る任務を負っていた。領事は新たに見つかった残骸をマレーシアの調査員に渡そうとした際に暗殺された」と語っている。不可解なことばかり起こる370便の行方不明事件の真相は、未だに大きな闇に包まれている。

 

マレーシア当局の中には、同便が行方不明になった真相を知っている人がいるとみられるが、いまだに遺族などが求める情報公開に応じていない。239人の犠牲者とその遺族のためにも、航空史に同様の悲劇を繰り返さないためにも、責任のある政府や関連企業は事故に誠実に向き合い、真実を明らかにすべきだ。

(小林真由美)

 

【関連記事】

2017年8月号 【続報】マレーシア航空370便の行方不明 - 乗客の家族が抗議 「マレーシア政府・航空の対応は非人道的」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13168

 

2017年6月号 (Web短縮版)マレーシア航空370便 謎の行方不明から3年 誰が何を隠しているのか

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12968

 

2017年3月8日付本欄 マレーシア航空機MH370便が行方不明になって3年 世界中で「本当の墜落場所は南シナ海」説

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12692


アメリカで銃規制をめぐる論争が激化

2017年10月05日 06時27分52秒 | 日記

アメリカで銃規制をめぐる論争が激化【これだけ知っトクNews】

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) アメリカで銃規制をめぐる論争が激化 「安全」を取るか「自由」を取るかの戦い
  • (2)「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という衝撃論文が一流医学誌に掲載