「コンピュータ社会と全体主義がつながろうとしている」 ~エル・カンターレ祭大講演会「新しき繁栄の時代へ」~
2019.12.18(liverty web)
幸福の科学の二大祭典の一つ「エル・カンターレ祭」が、17日夜、埼玉・さいたまスーパーアリーナを本会場に開催された。
大川隆法・幸福の科学グループ創始者 兼 総裁は、本会場に集まった約1万7000人を前に、「新しき繁栄の時代へ」という演題で講演を行った。この様子は同グループの中継網を通じて、全国・全世界3500カ所に同時中継された。
大川総裁の説法回数は、今年9月末の時点で3000回を突破。今回の公演で3033回となる。また、霊言・リーディングの収録回数は、17日の時点で997回となり、1000回に迫る勢いだ。
「残念ながら、コンピュータ社会と全体主義がつながろうとしている」
大川総裁は、AIなどのコンピュータが国や企業に利益をもたらすと考えられてきたが、社会が見逃してきたこととして、「残念ながら、このコンピュータ社会と全体主義がつながろうとしているということを、やっと今、気がついてきた」と指摘。
中国では、2022年までに2人に1台分の監視カメラが設置されることになっていることを挙げ、人間がAIに監視される社会の到来に警鐘を鳴らして、こう語った。
「今、私たちに必要なのは、堂々と自分たちの顔を出して、自分の意見を言い、表現し、行動し、政治的活動を為し、そして、多様な価値観がぶつかり合って、その中から選ばれていく結論に納得がいったら、最後はみんなでついていく。この考え方ならよろしい」
そして、「コンピュータは神を知らない」として、「機械信仰」に対する抵抗運動が必要になってきたと言及した。
中国経済の崩壊で、日本や各国を襲うものとは?
また、大川総裁は、中国経済の崩壊が近づいていることに警鐘を鳴らした。
これが起きれば、日本にも大きな影響を与えるとして、安倍晋三首相に「バンキングシステムについて勉強された方がいいですよ」と呼びかけた。そして、このまま何も手を打たなければ、日本の地方銀行やメガバンクに大きな地殻変動が起きることを、具体的な数値を挙げながら指摘した。
さらに不況の後、「一帯一路」でお金を貸し付けた国からお金を回収できない場合、中国がある行動に出る危険性について触れた。
講演の最後に大川総裁は、この世の人間の心が「天の心」から離れることの危険性を挙げ、「いかなる天変地異も、未来のあり方を変えてしまう力が、信仰心にはあるのです!」と力強く語り、講演を締めくくった。
本会場のさいたまスーパーアリーナを埋め尽くした聴衆。
本講演では、他にも次のような論点への言及があった。
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