戦争をしようと思えば、ちゃんとした計画に基づき、準備をしてから取り掛かるのが普通です。いい加減な計画と、多分うまくゆくだろうなどとのノーテンキな心つもりでは戦争の勝利はおぼつきません。相手の出方を見ながらの「戦力の小出し」では、その時はラッキーなこともありますが、大局的には勝利を得るのは困難です。
20世紀の戦争で大胆かつ大規模な作戦で勝敗の決着がつけられた作戦があります。映画にもなった「ノルマンディー上陸作戦」です。あの時の連合軍は自軍にも大きな損害が出ることを覚悟して大胆な作戦に打って出ました。その作戦は兵力を分散することなく総力戦で戦ったのです。それはまさしく「史上最大の作戦」だったのです。
さて、今の新型コロナウイルスへの闘いは、今のところは対処療法をするしかないわけですが、この先ずーっと同じことを続ける「戦力小出し戦法」をこのままとってゆくのか、あるいはもっと強力な対処法があるのかを決断しなければならない時が来るでしょう。大胆な戦略の転換(パラダイム・シフト)が迫られる事があることは予想しておいても損はないでしょう。
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