![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/f8/7f7243b87ac12bb7fdace09a5a4a2a7e.jpg)
西目屋村の美山湖分岐点より、いよいよ日本海に向けて進むことにする。
ナビの道案内によれば約61キロの行程である。山道の61キロは決して短い距離ではないし、またそれ故、楽なルートではないだろう。
だいぶ以前に(25年ほども前に)一度このルートを日本海側よりアタックした事があったがその時の体力は当然今はない。そしてそのときは200CCの2サイクルのオフ車であった。確か車両重量が120㎏ほどでなかったかと記憶している。
今回は、装備重量が200㎏にもなるオンオフ兼用車なのだがどう考えてもダートロードが得意な車種とは思われない。ちょっとした浮き砂利に車輪を取られて転倒しようものなら一人で起こすのは足場の悪さもあり容易でないことは自明である。
また、このKLE400に装着してあるタイヤもダート向きのタイヤではない。オンオフ兼用のタイヤである。
ただ、少し救いなのはエンジンが低い回転からトルクの出るようなのとミシュラン アナキーという装着タイヤのダートでのグリップ力である。よほどのガレ場やマッドでない限りは何とかなるだろう。
美山湖の分岐点より8キロほどは狭い山道ながらも舗装路であった。その舗装路の終点には次のような立派な施設がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/53/ef/ad9da8802b6ea357e9af485e3cd6f651_s.jpg)
アクアグリーンビレッジ ANMONと言う建物である。この施設には温泉や食堂、みやげ物などの販売コーナーもありました。
またこの敷地に隣接してコテージやキャンプサイトも見受けられました。敷地内には別棟で白神山地をトレッキングする人たちの為の案内所や案内人の詰め所も併設されているようです。自家用車に混じってそれらのトレッキング客を運んできたと思われる中型バスも駐車していました。
休日ということもあってかここの駐車場はほぼ満杯。食堂も満杯。仕方なく施設外のテントでおにぎりなどの軽食を購入して先を急ぐことにした。
この駐車場の出口にはご親切にもこの先、岩崎方面は40キロも未舗装路が続くので走行に注意するようにとの表示がありました。
現在地とこれから進む方向のおおよその位置関係がわかる観光案内板があったのでチラッと見てみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/d1/bb3c08cf32846f0efcabe2f9775d7b64_s.jpg)
途中にはいくつかの展望所があるようなのです。まずは次の展望所を目指して出発。
最初に辿り着く展望所は津軽峠という所。ここまではスタートしてから8キロほどでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/ab/e333573563730aa572371ad48ca46383_s.jpg)
そこには白神ラインの各展望所までの距離数がわかる案内板があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/30/02/12644f8f44281d9c55b03619abe5d62e_s.jpg)
また、ここからの眺めを案内する写真地図も表示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/41/96a20c1806380985eb10b4b6606216ab_s.jpg)
この場所でバイクを留め、さっきの軽食をとり一休み。
この場所にはブナの巨木があるとの事を休んでいた人より教えてもらいましたので、見学をしました。
その名前を「マザーツリー」といいます。展望所の駐車場より270Mとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/c6/4fdcd19bf84b69e4698850f9ae05bf95_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/e3/65302d3abe5d66c299cb9d22537f36a4_s.jpg)
これがその木です。樹齢が400年と表示がありました。
さて、まだまだ先は長いようなのであんまりのんびりはしていられません。
次の展望所や途中に設置されているトイレもスルーパス。
再び休憩したのは天狗岳展望所。天狗峠を通過するとすぐみえます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/8d/c6ba75dceed9a85b2ad49814d141c19b_s.jpg)
ここは深浦町です。前進すれば確実に日本海に近づいているのを感じます。
白神ラインの半分くらいは消化したようです。
ここまでの走行で疲れてきたのでしょう。これ以降は写真を撮る余裕も無くバイクを進めるのみでした。
最後の白神岳展望所などはあったのかも気づかず通り過ぎたようです。
実際、津軽峠展望所からの眺めはすばらしいものでしたが、ほかの展望所は周りの樹木に遮られ眺望はあまり良い物ではなかったようです。
ダート路でのエンストも転倒もなくR101の岩崎まで何とか辿りついたのは暗門の休憩所を出てから2時間半ぐらいも過ぎてからでした。
白神ラインの岩崎口の目印は農協のガソリンスタンドです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/5a/65e59df041684f1a2c4d0abe3562b550_s.jpg)
このスタンドのすぐ手前を山側に進むとそこがこれまで通過してきた青森県道28号線(白神ライン)です。
また、山側に曲がったすぐ所にはこのような立派な石製の路線表示があります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/83/b92f0936da0df265b17c3ab5de0b55ae_s.jpg)
R101号の十二湖駅の自販機で飲み物を買い、一休み。
左手の指と右足の指が不調になったので15分ほど休ませます。
それらの指がつってしまっています。左手の指はギアチェンジの度にクラッチレバーをにぎるからでしょう。
右足の疲れはは後輪ブレーキの繊細な操作によるものなのです。
クラッチレバーなどは一体何百回いや何千回にぎったのでしょうか。おおげさに言えばギヤチェンジなしで走れるのは200メートルぐらいだったでしょうか。
このルートの途中で出会ったバイクは4台ほどでした。ソロのオフ車が1台。2台連れ添ってのオフ車が一組。それに驚いたことに250CCクラスと思われるスクーターに出会いました。
ペアのオフ車などはすれ違いざまに片手を挙げて挨拶をしてきたのですが、こちらはダート路での片手運転などは出来る余裕もなくただそれらのライダーに首を上下に振って挨拶するだけでした。
十二湖駅で休んだ時に2台のオフ車のライダーも留まっていました。彼らの言うことにはこの白神ラインはオフロードの初心者向けにはちょうど良い練習コースだそうです。
いくら練習コースだとは言え還暦過ぎのオジンライダーにとっては、過酷なコースでした。
二ツ井西目屋線を含めた全行程は314キロでした。その燃費は24.7㌔/㍑でした。
山道を多く走ったにしては思いのほか悪くはありません。
これは帰路でののんびり運転のせいでしょう。
帰り路での走行はスピードをあげる気にならなかったのですから。(つかれちゃって)
表題の画像は走行軌跡をwadachiという地図表示ソフトで読み込みした物です。
美山湖の分岐点から岩崎がのっています。
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ナビの道案内によれば約61キロの行程である。山道の61キロは決して短い距離ではないし、またそれ故、楽なルートではないだろう。
だいぶ以前に(25年ほども前に)一度このルートを日本海側よりアタックした事があったがその時の体力は当然今はない。そしてそのときは200CCの2サイクルのオフ車であった。確か車両重量が120㎏ほどでなかったかと記憶している。
今回は、装備重量が200㎏にもなるオンオフ兼用車なのだがどう考えてもダートロードが得意な車種とは思われない。ちょっとした浮き砂利に車輪を取られて転倒しようものなら一人で起こすのは足場の悪さもあり容易でないことは自明である。
また、このKLE400に装着してあるタイヤもダート向きのタイヤではない。オンオフ兼用のタイヤである。
ただ、少し救いなのはエンジンが低い回転からトルクの出るようなのとミシュラン アナキーという装着タイヤのダートでのグリップ力である。よほどのガレ場やマッドでない限りは何とかなるだろう。
美山湖の分岐点より8キロほどは狭い山道ながらも舗装路であった。その舗装路の終点には次のような立派な施設がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/53/ef/ad9da8802b6ea357e9af485e3cd6f651_s.jpg)
アクアグリーンビレッジ ANMONと言う建物である。この施設には温泉や食堂、みやげ物などの販売コーナーもありました。
またこの敷地に隣接してコテージやキャンプサイトも見受けられました。敷地内には別棟で白神山地をトレッキングする人たちの為の案内所や案内人の詰め所も併設されているようです。自家用車に混じってそれらのトレッキング客を運んできたと思われる中型バスも駐車していました。
休日ということもあってかここの駐車場はほぼ満杯。食堂も満杯。仕方なく施設外のテントでおにぎりなどの軽食を購入して先を急ぐことにした。
この駐車場の出口にはご親切にもこの先、岩崎方面は40キロも未舗装路が続くので走行に注意するようにとの表示がありました。
現在地とこれから進む方向のおおよその位置関係がわかる観光案内板があったのでチラッと見てみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/d1/bb3c08cf32846f0efcabe2f9775d7b64_s.jpg)
途中にはいくつかの展望所があるようなのです。まずは次の展望所を目指して出発。
最初に辿り着く展望所は津軽峠という所。ここまではスタートしてから8キロほどでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/ab/e333573563730aa572371ad48ca46383_s.jpg)
そこには白神ラインの各展望所までの距離数がわかる案内板があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/30/02/12644f8f44281d9c55b03619abe5d62e_s.jpg)
また、ここからの眺めを案内する写真地図も表示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/41/96a20c1806380985eb10b4b6606216ab_s.jpg)
この場所でバイクを留め、さっきの軽食をとり一休み。
この場所にはブナの巨木があるとの事を休んでいた人より教えてもらいましたので、見学をしました。
その名前を「マザーツリー」といいます。展望所の駐車場より270Mとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/c6/4fdcd19bf84b69e4698850f9ae05bf95_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/e3/65302d3abe5d66c299cb9d22537f36a4_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/20/dd/545c2329d52ddfa882d613c443471ed9_s.jpg)
さて、まだまだ先は長いようなのであんまりのんびりはしていられません。
次の展望所や途中に設置されているトイレもスルーパス。
再び休憩したのは天狗岳展望所。天狗峠を通過するとすぐみえます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/8d/c6ba75dceed9a85b2ad49814d141c19b_s.jpg)
ここは深浦町です。前進すれば確実に日本海に近づいているのを感じます。
白神ラインの半分くらいは消化したようです。
ここまでの走行で疲れてきたのでしょう。これ以降は写真を撮る余裕も無くバイクを進めるのみでした。
最後の白神岳展望所などはあったのかも気づかず通り過ぎたようです。
実際、津軽峠展望所からの眺めはすばらしいものでしたが、ほかの展望所は周りの樹木に遮られ眺望はあまり良い物ではなかったようです。
ダート路でのエンストも転倒もなくR101の岩崎まで何とか辿りついたのは暗門の休憩所を出てから2時間半ぐらいも過ぎてからでした。
白神ラインの岩崎口の目印は農協のガソリンスタンドです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/5a/65e59df041684f1a2c4d0abe3562b550_s.jpg)
このスタンドのすぐ手前を山側に進むとそこがこれまで通過してきた青森県道28号線(白神ライン)です。
また、山側に曲がったすぐ所にはこのような立派な石製の路線表示があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/83/b92f0936da0df265b17c3ab5de0b55ae_s.jpg)
R101号の十二湖駅の自販機で飲み物を買い、一休み。
左手の指と右足の指が不調になったので15分ほど休ませます。
それらの指がつってしまっています。左手の指はギアチェンジの度にクラッチレバーをにぎるからでしょう。
右足の疲れはは後輪ブレーキの繊細な操作によるものなのです。
クラッチレバーなどは一体何百回いや何千回にぎったのでしょうか。おおげさに言えばギヤチェンジなしで走れるのは200メートルぐらいだったでしょうか。
このルートの途中で出会ったバイクは4台ほどでした。ソロのオフ車が1台。2台連れ添ってのオフ車が一組。それに驚いたことに250CCクラスと思われるスクーターに出会いました。
ペアのオフ車などはすれ違いざまに片手を挙げて挨拶をしてきたのですが、こちらはダート路での片手運転などは出来る余裕もなくただそれらのライダーに首を上下に振って挨拶するだけでした。
十二湖駅で休んだ時に2台のオフ車のライダーも留まっていました。彼らの言うことにはこの白神ラインはオフロードの初心者向けにはちょうど良い練習コースだそうです。
いくら練習コースだとは言え還暦過ぎのオジンライダーにとっては、過酷なコースでした。
二ツ井西目屋線を含めた全行程は314キロでした。その燃費は24.7㌔/㍑でした。
山道を多く走ったにしては思いのほか悪くはありません。
これは帰路でののんびり運転のせいでしょう。
帰り路での走行はスピードをあげる気にならなかったのですから。(つかれちゃって)
表題の画像は走行軌跡をwadachiという地図表示ソフトで読み込みした物です。
美山湖の分岐点から岩崎がのっています。
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