ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

冬の歌と言えばこれでしょ。

2017年01月22日 18時56分20秒 | お題に応えて
私が冬の歌で真っ先に挙げるものはアダモですね。
そう、「雪が降る」です。
雪国生まれとしてはこの歌を挙げないわけにはいきません。
この唄は作曲者のアダモ自身のほかにたくさんのアーテイストによって歌われていますが、日本人が歌ったものでは男性歌手では因幡晃さんですね。
これです。

雪が降る TCMBE LA NEGE 因幡 晃


流ちょうなフランス語が聞く人の耳に優しく届きますね。

日本の女性歌手では前野曜子さんがこの唄をうたっているのがありました。
次のものです。

前野曜子 雪が降る

前野曜子さんは色んな歌手の歌をカバーしていますが、そのいずれもが水準以上の出来だと思います。歌詞は日本語ですがこれも良い。
好きな歌手の一人です。早くに亡くなられて本当に惜しい歌手でした。

さて、日本語版ですがこの唄が良いのは「あなたは来ない いくら呼んでも、白い雪がただ降るばかり~」というところでしょう。
安井かずみさんの訳詞が原語の意味を大きく変えることなく、素直に耳に届くよく出来た歌詞だと思います。

「白い雪がただ降るばかり~」というような気持ちは誰しもなった事があるのではないでしょうか?
ただ降る雪の白さが、色んな情景を覆いつくすことに微かな希望を感じることもあるのでしょう。
恋を失った悲しみを覆いつくす白い雪はいずれは消えてしまいます。
その消えてしまう間に失恋の痛手が消えてゆく雪と共になくなってゆくことを、暗示させているようにも読める良い歌詞だと思います。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ある天文学者の恋文」と「... | トップ | ある天文学者の恋文 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お題に応えて」カテゴリの最新記事