じいくれふの部屋

じいくれふのGはト音記号(G-clef)のG。音楽教室は現在無料塾に。シニア世代になり、新たな活動模索中

おしゃべりコンサート

2007年03月18日 | コンサート

今日は休日、昼から「おしゃべり音楽館」と題した羽田健太郎さんと三枝成彰さん、ソプラノの塩田美奈子さんとオーケストラによるコンサートに行ってきました。

ハネケンさんも三枝さんもマルチな活躍をされていますが、おもしろかったのは作曲の話。三枝さんは「太平記」「花の乱」など大河ドラマの作曲もされていますが、その当時1本のギャラは10万円、馬の出演料より安かったとか。

いろんなことで予算が使われ、音楽はその残った分でまかなわれているとも。(誇張もあるかな?)

ハリウッドではジョン・ウイリアムスなど億単位のギャラをもらっていて、まず10分ぐらいの音楽を自由に創り、そこからスピルバーグなどシーンを考えることもあるけれど、日本では「このシーン45秒で悲しい音楽を入れてくれ。」とかいう発想でしかないとも話しておられました。

昔、武満徹さんが「クラシックの分野の作曲家で純粋に作曲だけで食べていけるのは僕ぐらいではないか」と話されていた記憶があります。

オペラなど創りたいことを追求すれば、赤字・・・となるのでしょうね。

久しぶりに「ラプソディ・イン・ブルー」を聴きました。学生時代のオケの先生がガーシュインが好きで、この曲を練習するときに喜々としてピアノをひいておられたのを思い出します。ハネケンさんもすご~くこの曲好きみたいです。