誰の夏風邪をもらったのか、
体調が悪いのと忙しいのとでさぼってしまい一週間ぶりの更新。
昨日は文化パルク城陽へ関西フィルの城陽定期を聴きに行きました。
デュメイさんのVnの音色といい生オケの迫力といい素晴らしい演奏会でした。
近くのホールでこうしたオケの醍醐味のあるプログラムでの演奏会は魅力的です。
関西フィルは城陽のラブコールに??応えて
ニューイヤーやクリスマスコンサート、
そして第九と足を運んでくださいます。
近辺の住民にとっては
嬉しい限りです。
客の入りがあまりよくなくて
ステージ上で藤岡さんが少しがっかりされていたのをよく覚えています。
それ以来交響曲がきけなくて残念に思っていました。
この城陽定期が真に定期演奏会として継続したらとても嬉しい。
私は大学時代学生オケに入っていました。
でもVnは初心者だったので
オケの大曲は大変でした。
指揮者で作曲家の兼田敏先生は
1.2年の初心者のためにいつも3rdVnの特別パートを作ってくださっていました。
2年の秋の定期演奏会のメインが
この悲愴。
まさに”悲愴”
うまく音程がとれないところを
一人で弾かされたり、
兼田先生の愛情??あふれる猛特訓と毒舌にひやひやものでした。
好きなのは第4楽章です。
「死」とそこに至るまでの「生」生き様、
嘆きや思い出やあきらめ。
「死の側より照明(てら)らせばことにかがやきてひたくれなゐの生ならずやも」
斉藤史さんの短歌が重なります。
やっぱり生はすばらしい。
響きが迫ってくる感じでした。
これからも近くのホールでも
こうしてオケの名曲が聴けたらいいなあと思います。